ナウ・リマインディング

昨晩は地元でTと合流し、22時50分に東京駅八重洲口の向かいにあるヤンマービルの前から夜行バスに乗車。利用客の年齢層は想像していたより高めで、外国人やら謎に大きいハコを持った兄ちゃんやら、いかにもTDR帰りですって感じの若者やら色々。運転手さんが読み上げるはずの、『本日は当会社の高速バスをご利用いただいてウンタラカンタラ』が余りにもボソボソ声で噛みまくりなのに隣のTと笑いを堪えたりしました。夜行バスなだけあって45度以上リクライニングを倒すことができたり、各席に毛布が置いてあったりと割と使い勝手は良かったのかも、特に帰りの便と比較するとね…

梅田の毎日放送前に下りたのが午前6時30くらい。宿は新大阪駅東横インだったので、いったん新大阪に移動して駅のコインロッカーに荷物を預け一路神戸へ。新大阪からは京都へ行くのも神戸にいくのも快速で30分500円くらいなので、旅の拠点にはもってこいでした。車窓は右手に直ぐ山があって、左手には直ぐ海があるというのが神戸っぽかったです。仲町で降りて無駄にお洒落な内装の店で朝マックしてから、親切な交番の人に付近の地図を貰って、ついでに観光スポットを教えてもらう。先に総括しちゃうと、色々な意味で横浜に似てる町でした。
まずは山側の異人館街を練り歩く。海からすぐ山があるということは、坂が多いということで、俺が住んでる文京区以上に坂ばっかりでした。風見鶏の館とか呼ばれてる所の近くで、三菱のIとかいう軽自動車のCM撮影やってました。テレビ用の映像を撮るのには本当にお金とかかるんだね。平清盛が福原遷都したときの名残で神戸にも北野天満宮があり、そこからは神戸の港が一望できました。そこから新神戸駅への散策道を練り歩き、山側の散策終了。

海側はメリケン公園とか商業施設がメイン。大震災の爪痕をそのままディスプレイしてる場所は、こういっちゃ不謹慎かもだけど上手い方法だなーと。せっかく神戸まで来たんだしということで明石焼きをムシャムシャ。かなり卵が多めで、感じとしては茶碗蒸しに近かったけど美味しゅうございました。地下道を延々と練り歩き神戸の駅に戻り、電車を乗り継いで有馬温泉郷へ。豊臣秀吉の寵愛を受けた地らしく、太閤という言葉がいたるところで使われてました。ちゃんとした温泉街に来るのは初めてだったんだけど、風情があっていいですね。関係ないけど、とうかんもりを思い出しました。いい子はぐぐっちゃダメよ? まずは無料の足湯に浸かりつつ、どの温泉施設に行くかを物色。しかしアレだね、足湯の下流はぬるい…
10分近くの協議の末に選んだところは『太閤の湯』。日帰りで2400円といいお値段なんですが、それなりに内部施設は充実してそうだったので折角だからということでここに。入り口でそこら辺のおばちゃんが無料入場券を1000円で譲ってくれました。さすが関西人、センスある値段提示です。内部は3階建てで相当広く、4種類の色から選んだ浴衣を纏って移動、買い物の類はロッカーの鍵に付いてるバーコードを機械に読み取らせて、後で会計を行うとかいうハイテク仕様でした。
神戸の町で足を棒にして歩き続けてた後の温泉は至福のひと時ですね。金の湯という黄色に濁ったお湯が珍しい感じでした。一番気持ちよかったのは小雨ぱらつく露天での、あつーい足湯に浸かりながら畳にねっころがれた奴。頭寒足熱を全身で味わえました。風呂上りはビール傾けつつ焼き鳥と串揚げを軽くいただく。はい、どっからどう見ても親父達です。本当に有難うございました。重ね重ね有難うございました。
三宮に戻ってまた坂道テクテク歩いて夜景を堪能し、神戸を後にしました。一日でそれなりに楽しめた気がします。大阪に戻って、東京から遅れてきたS、そして仕事の終わったAと合流して夜の大阪の街へ繰り出す。が、夜遅すぎてのんびりお好み焼きを味わうことはできませんでした。Sが卵アレルギーとか、ちょwwwwおまwwww今言うなwwwwとかだったしね。軽く人生勉強もして、東横インへと帰り着いたのは午前3時くらいだったでしょうか。即寝ました。多分ベッド入って1分くらいで寝たわw