らっきょ2章『殺人考察(前)』

昨年末に1章の試写会に行き、ここにレポとは呼べない駄文を残した『空の境界』なんですが、初見の知り合いと映画館に再度1章を見に行き、残りも見届けようということになったりしてました。で、今日2章見てきたので、軽くメモを残しておこうかと。当然ネタバレ全開なんで、未見・未読の人と『「そらのきょうかい」って何?』って人はスルー推奨。小説は友人に貸しっぱなんで、文庫版を買いなおして読み直したんだけど、下巻の解説がノベルスの時より敷居が下がってて助かった。付け加えるならとても良い解説だった。

冒頭に『』と幹也が会うシーン持ってきたりと、やっぱり時系列に拘ってる印象。連れは数年前に1度読んだきりらしく、おぼろげな記憶を頼りに何とか話の筋を追えたらしい。原作にかなり忠実な映像化なのは間違いないけど、やっぱ小説を精読した人のがより楽しめる内容だと思います。この表情の変化は、あの心理描写の件を再現してるんだろうなとか考えながら見てました。
心理描写の点では文章には敵わないけれど、映像になったことで一番活きてきたのが、式と織の設定でしょう。立ち振る舞いの差や、声のトーンの違いで、どっちなのかが判り易くなってたりします。スレで織がかわいいかわいい言われるのも納得。☆の白純も思ってたより合ってたし、音響監督いい仕事してますね。
残りは毎度のごとく1行感想羅列で。
・秋隆、式父、学人のイメージあんななのか。式父はネロ教授みたいだった
・高1の式はちんまい、学人はでかすぎ
・テーマ曲が壮大なバラードだった。少し鬼束ちひろ
・今日も劇場満員御礼
・血染めの着物はどうやって処理してるんだろ
・荒耶の乱入まで描かれるかと思ったらカット。後半の章で回想シーンとして挿入されるぽい

2月9日からの『痛覚残留』も楽しみです。まがーれ