衆議院選挙

久しぶりの政局だったのではないでしょうか。自分はラスト1時間になって投票しにいったから、人手が前回の参院選より多かったとかは全然感じませんでしたけど、投票率が7%増加するってことは単なる数字以上の意味を持つように思えます。そしてその7%の殆どが小泉自民党に流れたであろうことも。解散決定後の記者会見(確か7時のニュースが時間延長して最後まで放映してた)を見た段階で、これはかなり上手いことやったなーという気はしたけど、ここまでの威力を発揮するとは…
とはいえ、普段のエントリーを見てる方には判るとおり、別に自分は日本の政治に対して強い思い入れがあるわけでもないし、支持政党があったり政策に対する確固たる判断視点を持ってるわけでもないです。多分俺と同世代の奴の9割がそんなでしょう。語り口が爽やかだったり、痛快だったり、その他様々な理由で好き嫌いのはっきりしてる政治家はいるけど、その人の人格を支持するのと、政策を支持するのとはまた別問題だと思ってます。
うちの親父さんはかなりなアンチ小泉で、今回の選挙戦略は国民に対する詐欺に近いとまで言ってますが、それに関しても半分同意で半分諦観って感じです。確かに最長で今後4年間の日本の舵取りをする政党を、たった一つの政策に対する是非だけで選ばせようとする姿勢は問題を含んでいると思います。何となく郵政民営化は良いことだと思ってる人をごっそり自民支持にかっさらって、その他の政策に関してはお茶を濁すなんて政権政党としては二流以下でしょう。
でも、20代の若者にはまだ政治観ってのものが築かれてないわけで、何も選ばないことを選んでいた人が、自民党というものを選んだという事、選んだそれは砂上の楼閣や、ハリボテの城かも知れないけど、その選んだという事に価値があったのではと考えています。今回の選択によって何時の日か後悔する時が来るかも知れませんが、多分その時には政治というものに関して何かを学んでいるのだろうと思います。願わくば、そんな時が来ないことを…