坂本真綾のFCミニライブ

何日ぶりのエントリーだろうか。空いてるところはいつの日か埋めるとして、ライブから帰って直後の興奮している状態で、エントリーしない手はないと思ったわけです。
前日からの徹夜のまま久しぶりのアルバイトをハイテンションでこなして、午後17:30に渋谷駅到着。整理番号がBの976と、かなり遅い順と思われたのでsubwayでBLTドッグの軽い晩飯を済ませて、のんびりと渋谷AXへ向かい坂を登っていく。開演15分前にAXへ着くと、既に客の誘導は終わっており並ぶことなく入場。入口で蛍光紫のリストバンドを貰う。
渋谷AXに最後に来たのは多分cymbalsのsineツアーの時。ちなみに入り口までなら、タナボタ2の時に当日券の抽選に望みを託して2回ほど着てるのだが、10倍近い競争に敗れたのは言うまでもなし。閑話休題
1Fは殆ど後ろの方までギッシリ詰まっていてキャパMAX近かったと思う。男女比は8:2か7:3といった所か。自分はステージに向かって右手後方にある飲み物販売所の傍に陣取る。ちょうど左上にモニターがあり、前に居る人もそこまでノッポじゃないので、運が良ければそれなりに真綾が見れるかなといった場所。
ずーっと流れていた、maaya's fileが今もあったら掛かったんだろうなという感じの女性ボーカルの洋楽曲が静まり、いよいよバンドメンバー登場。向かって左手奥にパーカッション、手前にベース、中央奥にドラム、右手奥と中央ちょい右にキーボード1名ずつ、右手手前にギター、そして中央にマイクスタンドがスタンバイ。男性6人のバンド部隊ってのは結構豪華だなと思ってると、客席を盛り上げるかのようにインスト曲を演奏し始める。
2分程の演奏が終わって暖めが終わった所でいよいよ真綾の登場。1曲目は既にビタミンMや各種ラジオで流れている『ハニー・カム』。某所じゃループと一緒じゃないかと酷評だが、アップテンポでメロディーも判りやすいからライブの一曲目としては結構良かったんじゃないだろうか。自分は1コーラス目しか聞いたことなかったので、cメロから大サビにかけて神曲になったりしないかと密かに期待してたが、まぁボチボチとそのまま終わり、続けざまに『ループ』へと繋がる。生で聞くのは勿論初めてだったんだが、想像以上に声が出ていて、サビの一番高温部分もかなりの声量があったと思う。いい意味に期待を裏切られた感じ。
『ループ』終了後に1回目のMC。ま、ここらの客との絡みは普段通りといったとこ。今日は殆どがアルバムからの新曲なんで、慣れてはないだろうけど楽しんでいって欲しいみたいなことを言ってたと思う。
MC明けは『My Favorite Books』。他の曲でも感じたけど、かなりメロディーが高低うねるので、一般人がカラオケで歌うのは大変そう。後、今までの真綾の曲で一番低い音が入ってたかもしれない。一聴しただけだとどこがサビなのか掴みにくかったので、アルバム買ったら聞き込みたい感じ。
ここから2曲は椅子に座ってのしっとりバラード。『月と走りながら』は雰囲気としては『ねこといぬ』を思い出したかな?結構良いとは思ったはずなんだけど、あんまり印象に残ってません。なぜなら、その次の『NO FEAR / あいすること』がヤバ過ぎたから。某所でも確かに評判良かったけど、生で聴いた感触では『少年アリス』での『光あれ』を超えたかも。CDだとどういう風に聞こえるかは判らないけど、恐らく今日会場で生を聞いた人は『夕凪LOOP』を買わずにスルーすることはできないはず。
再びMCを挟んで『冬ですか』。確かに同じアルバムにこれだけ似た雰囲気の曲が3つあるのは全体としてのバランスがどーなんだろうと思わないでもないけど、単品としてライブで聴くには決して悪くない、パーカスとの相性がいい曲でした。ちなみにメンバー紹介で、中央右に居たキーボの人が『ハイタッチ』作曲の中塚武氏であることが発覚。ギターは奥田健介という人なんだけど、これってcymbalsのLOVE YOUツアーにもサポートで参加してた「おっけん」氏なのかな?後で調べてみよう。
で、順番違うかも知れないけれど『ハイタッチ』。CDで聴くとなんだこりゃなこの曲も、ライブだとキラーチューンに変身します。ライブにおいて客にも歌わせて楽しむってのは常套手段なんでしょうが、前回のタナボタ3での『しーまーしーまー』が結構無理入っていたので、そんな事態に備えて作ったのかも知れませんね。全体一回、左右1回ずつ、女性のみ2回、男性のみ1回、全体1回、最後1回と『ヘイ ヘイ ヘイ』のセットをやったので、ちっと最後はダレてたり、真綾があからさまに女性贔屓発言したりとかしてたけど、多分この曲は大成功だったと思います。
で、これが最後の曲ですと言ってアルバムタイトルにもなってる『夕凪LOOP』へ。菅野さんから離れて1人立ちしようとする自分の生き方を歌っている詞かな。『おきてがみ』みたく今後の活動を占うものになるのかも?ここで、一旦全員が楽屋へ戻っていきます。で、お決まりの『アンコール』コール。一部のサイリウムを振り回してた人たちが熱心に声を上げてましたが、俺はどの立場でもないんでとりあえずガチガチに固まってきた足腰をほぐしたりして次に備えることに。
外のグッズコーナーで売られていた紫色のTシャツを羽織ったバンドメンバーが戻ってきて、割とゆっくりなテンポで演奏を開始。最初は何の曲か判らなかったけど、『君を〜』のキの字で『約束はいらない』じゃないかと感激。これも生で聴くのは初めてだったんだけど、やっぱり一番古い付き合いの歌だけあって、慣れていて安心して聴けました。そのまま『プラチナ』という黄金のコンボに突入。自分から年齢ネタや外見ネタを振りまくってましたけど、リズムに合わせてひょこひょこ揺れたり踊ったりしてる真綾は可愛かったですよ、ええ。
私のライブならこれはやらないとねと言い残してアンコールの最後に選んだのは『ポケットを空にして』でした。ラスサビの前の合唱とかは気持ちいいもんですね。菅野さんがアコーディオンと共に乱入する夢を見たのは俺だけじゃないと信じたいんですが、そんなこと考える自分の馬鹿さに少し嫌気も差しましたさ。『いつでも自由に飛んでいい。オマエが選んでいい。もう大丈夫だから。』とまで言う人が、そんな見苦しい真似するはずないのにね…
盛大な拍手の中、バンドメンバーと一列にならんで2回お辞儀して引っ込みかけた真綾嬢ですが、ついとキーボの佐藤さんの手を引っ張って2人だけで最後にもう一曲。悪くない演出ですね。『a happy ending』は、男の人視点で妻への終わらない愛を歌ったもの。LOOPということで、転生まで視野に入れてる歌詞なんですけど、もうちょい真綾嬢の歌詞ってリアリスティックだった気がしないでもないなぁと思うんですが、そこんとこどうでしょうか?
以上、某所の感想を読むと自分の意見がぶれると思って我慢して書き上げました。かなりトチ狂ってたり、ある程度の真綾ファンにしか判らない内容になってますが、悪しからず…