kalafina X'mas Premium Acoustic Live@ランドマークホール

24日にkalafina初のアコースティックライブに行ってきたので、軽く内容のレポをします。アルコール入ってた状態での参加だったので割と適当になりますがご容赦ください。(5500+500)

いつもの

コーラスユニットであるkalafinaを最大限に味わうのならアコースティックライブが最適だろうと前から思ってたので、ついに実現することを知った時は嬉しかったですね。会場のキャパが小さかったので、かなりラッキーな参加でした。場合によってはitsチケットとの交換も考えてたのですけどね。
ランドマークホールは初利用。聖夜のベイエリアカップルやらで混みあってましたが、こっちは妙齢の3人の美しい女性を見にいくんで特に負けてはいません。むしろ大勝利でしょう。はい、今も酔ってます。商業ビルの5Fなのでアクセスはそこそこ、会場内設備も椅子はホールを名乗るには微妙で他は普通、内部の雰囲気は日本橋三井ホールが近かったです。具体的には、天井がそんなに高くなくて、黒塗りのライトや機材が大量に露出してました。
アコースティックということでいつもライブとは楽器構成やメンバーが異なり、ステージ上は上手からアコースティックギター、パーカッション、バイオリン、グランドピアノという構成でした。バンマスやアレンジは通常ライブでもお馴染み、ピアノの桜田さんだったようです。

本編

とりあえず2chにあったセトリを貼り付けてみよう。

01.fairytale
02.Neverending
03.Eden
04.夏の林檎
05.九月
06.傷跡
07.storia
08.serenato
09.ことのは
10.輝く空の静寂には
11.君が光に変えていく
12.Gloria
13.春は黄金の夢の中
14.胸の行方
15.光の旋律
16.明日の景色
17.sprinter
18.Have Yourself a Merry Little Christmas
encore
19.symphonia

という、2時間ちょいで全19曲の構成でした。アコースティックなだけあって、通常ライブの後半パートで披露されることが多い、アップテンポなラインナップが削られてる一方で、アルバムに収録されている落ち着いたナンバーが多めでしたね。かなりレアなセトリになったと思います。
全体を通しての感想といえば、事前の期待通り今までにないくらいジックリと3人の声を味わえたのが良かったという1点に尽きます。3声のコーラスパートも聴きやすかったですし、2声の所は確実に両者の歌声を聴きとることができました。歌声が聴こえやすいので、3人とも共通して、いつも以上にピッチコントロールには気を使ってたように見えました。マニピュレーター利用が一切無かったのかどうかは知りませんが、3人の歌声に関しては、間奏のコーラスも含めて全てその場でマイクで歌ったものだけだったので、CDの再現性よりも場の雰囲気を重視したのでしょう。
ということで、残りは個別に感じた点をいつも通りに列挙していこうと思います。

  • 『fairytale』での1つの注目ポイント、Hikaruの「さーよーなーらー」はオクターブ下げだった。高いキーで金属的な響きを強くさせるよりは好みかも。他にも、『夏の林檎』の1コーラス目サビラスト「笛の音が〜」の部分が、メインメロディを歌う時には聴いたこともないようなファルセットだった。本来のパート担当であるWakanaの声真似だったりするんだろうか。にしてはそこまで似てないし、何とも評価しづらい歌唱方法ではあったけれど、色々と試行錯誤してる感じは面白い。他に印象に残ってるのは、『serenato』の間奏にある民族的なメロディと梶浦語によるソロパートとか、『光の旋律』サビの高音コーラスとか。
  • 前述の梶浦語コーラスは、FJのライブだと割と耳にするけれど、kalafinaのライブだとマニピュレーションが担当してることが多いので、生で色々と聴けたのは楽しかった。
  • 同じく前述の高音コーラス部に関連して。基本的にkalafinaのライブでは、ボーカルのメインメロディを追いながら、そこに合わさるコーラスがどんなラインを辿ってるかについて意識を割くようにしている。そうでもしないと、自分の耳だと何となくコーラスがあるなーとしか聴けないからだ。ただ、たまにメインのメロディよりもコーラスラインのが耳に付くことがある。さっきの『光の旋律』で言えば1コーラス目サビの「高く」で消えるHikaruのコーラスとか。ここらの音の脳内処理はどんなメカニズムなんだろなー。
  • Keikoの『君が光に変えていく』冒頭ソロは毎回節回しが違うなーと思ってたのだけれど、本人も意図的にやってるらしい。他2人の歌い方や、バンドメンバーの演奏に引きずられるらしいので、ライブってのはナマモノなんだなーと改めて思った。『胸の行方』が爽やかなアコギ弾き語りになっていたけれど、それでもやっぱりどことなくジットリネットリしてるのは、梶浦曲の業の深さなのか、Keikoの歌い方なんだろうか。悪いニュアンスで言いたいわけでもないのだけれどね。
  • 『春は黄金の夢の中』でWakanaが珍しく歌詞飛ばしてたけれど、それでもKalafinaの3人は歌詞ミス少なくて偉いなーと思う。気づいて無いだけかも知れないけれど、ライブ1回当たり平気して1回も無いんじゃないかしら。どこぞの誰かさんにも見習って欲しいですね。『ことのは』とか聴いてて思ったけれど、Wakanaがあ行の語尾で時折使う突き放すような歌い方は狙ってのものなのかな。個人的には柔らかくフェードアウトしてくれた方が好みなのだけれど。あと、地声域よりファルセットの方がピッチが正確な気がする。ある意味で凄い。厳かなクリスマスにはWakanaの声が一番似合っていました。
  • 楽曲として印象に残ってるのは、3人のボーカルで原曲並みの厚みを再現してた『Eden』、思いっきりテンポを落としてバラード調にしてた『sprinter』、パーカッションが高速で刻みつつ4つ打ちってて目が釘付けになった『symphonia』辺り。

ということで、もう年が明けてしまいそうなので、中途半端だけれど公開しちゃいます。来年はツアーですね。自分は中野か渋谷に参加しようかなーと目論んでいます。読んだ人お疲れ様でしたー。