牧野由依 Countdown Concert 2011-2012@横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホール

晦日と元旦にあった牧野由依さんのコンサートのうち、大晦日の22時からあったカウントダウンコンサートの方に参加してきたので軽くレポします。カウントダウンコンサートというものに参加するのが初めてだったけれど、かなり素晴らしい体験でした。(5500)

いつもの

会場の横浜赤レンガ倉庫は初めての利用。横浜のベイエリアには余り用事が無いので、遠巻きに眺めたことが数回ある程度だったけれど、大晦日の夜に少ないライティングで光ってる様は重厚さを感じさせて綺麗でした。近くに屋外のスケートリンクが出来てて、カップルだらけでしたけれどね。
空間にそこまでゆとりが無い、まるでマインクラフトで作ってるような階段や廊下を通り抜けて行った先がホールでした。レンガの質感を大事に残していて、特にステージ背面の黒ブチ模様も残った大きいレンガの壁が照明映えも良く、初めて牧野さんのコンサートに参加した品川のグローリアスチャペルを思い起こさせる感じ。ここも日本橋三井ホール系のサイズと内装でした。
ステージ上の構成は、下手側が手前に各種ギターとベースのバンマス松ヶ下さん、中央寄りにコーラス上奥麻依子さん、奥にドラムの誇太朗さん。中央にグランドピアノがあって、上手側は手前にチェロの斉藤さんとバイオリンの岡村さん、奥にキーボード、ピアノ、ベース?の滝沢さんという6人が基本的なスタイル。それに加えて、主にクラシックパートでゲストピアノの石貝さんも。牧野さんの高校からの同級生らしく、オンマイクでは沈黙を保ちながらもグッズ紹介コーナーでも活躍してました。人脈広いなー。

本編

今回はセトリを貼り付けつつ、コメントを挟めるところだけ挟むスタイルにしてみよう。
01.つきのしじま

開演22時のコンサートには相応しいけれど意外な1曲目。衣装の上は白地の制服とそれに合ったマーチングハット、下は金色のミニスカートにハイソックスでした。終始、絶対領域が眩しかったです。青の地明かりの中で月光のような白い光に照らされる牧野さんが美しゅうございました。

02.春待ち風
03.髪とヘアピンと私

あまりコンサートで聴いた事がない昔のしっとりした曲が続いてくれて凄く嬉しかった。ストリングスとアコギのハーモニーも良いし、なにより牧野さんのボーカルが素晴らしかった。

04.もどかしい世界の上で

上奥さんのシェイカーから始まって、誇太朗さんのドラムが引き継ぐんだけれどテンポ速いなーという印象を受けた。あと、バンドサウンドのナンバーは松ヶ下さんのカッコよすぎるプレイングにかなり視線を奪われた。あの人のせいだw

05.私について

冒頭のジャジーな雰囲気を鍵盤ハーモニカで再現してたのだけれど、曲前の笑点に関するMCがとても面白かった。牧野さんはいつの間にかコンサート中のMCが上手くなってる気がする。かなりアップダウンの激しいメロディだけれど、ファルセットの切り替えを頑張ってた。とても技巧的な歌い方。

06.アムリタ

些細な点だけれど、1コーラスサビ後の上奥さんの「アームリーター」の部分が好きなので、もう少し語尾を延ばして欲しかったな。

07.横顔
08.ガーネット
09.Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜

2日で2曲ずつ日替わりのカバー曲パート。どちらも好きな曲だったので嬉しい選曲だった。某アイマスを思い出してしまったけれど。百歌声乱でカバーしてた『ガーネット』はライブでも歌って欲しいという声が多かったらしい。『あいのうた』は岩井俊二監督繋がり。

10.碧の香り

バンドの皆さんが一度退いての弾き語りによる『碧の香り』がこの日の中で一番良かった。ピアニストでありボーカリストである牧野由依の真骨頂を味わえた気がする。

11.その先へ
12.ボレロ
13.歓喜の歌

牧野さんのコンサート名物のクラシックコーナー。ゲストピアノの石貝さんと仲良く並んで1つのピアノに向き合い連弾する様は素敵ですね。非常に素敵です。1曲目の『ボレロ』は誇太朗さんのドラムもあり、牧野さんがピアノの低音パート担当。一見地味にも思えるけれど、あれだけの長さの曲で縦連を刻み続けるのは、よっぽど脱力してないと無理だよなーと謎の感動。どうみても音ゲー脳です。
2曲目の第九は、牧野さんが年末といえばどんな曲を思い起こしますか?という質問に全員が即答してたので予定調和。どっちの曲もピアノの手元をハンディカメラで撮影し、背後の壁面に投影していたのがとても良かった。クラシックのピアノコンサートでもあれやればいいのになー。この冬で唯一聴いた『歓喜の歌』となりました。Freude!!

14.お願いジュンブライト
15.今日も一日大好きでした。

ちゃんと知らなかった曲。pal@popでのミク曲のカバーになるのかな。「今年も1年大好きでした。」という替え歌が心憎い。

16.Merry-go-round

年が切り替わる5秒前まで続く適当なMCにヤキモキするバンド一同とお客さん。年が変わったと思ったら袖に引っ込み、お腹にHAPPY NEW YEARって書いた龍の着ぐるみで登場する牧野さん。お客さんを細かい列で区切って律儀に挨拶する姿が可愛らしいですね。牧野さんのお辞儀の仕方はマイクの持ち方とかが優雅で良いと思います。

17.未来の瞳を開くとき

後の『ユメノツバサ』とこれとが合った時に、どっちで客席が合唱参加するかは悩ましい問題。

18.cluster
19.ユメノツバサ

ここからアンコール。松ヶ下さんの男性コーラスがかっこよかった。

20.ふわふわ♪
21.新曲

配られたセトリにもタイトルが記載されてなかった。Aメロの頭がリヴァイアスのEDに似てるなーと思いました。超ハイトーンなのに、ラスサビで上に転調しててビックリした。普通の女性はカラオケで歌えるんだろうか。リリースされるのを楽しみにしてましょう。牧野さんのコンサートで新曲を積極的に披露していくスタイルはとても好ましいです。

終わりに

ということで、軽い感想でした。MCで言ってたように、なんも難しいこと考えずに牧野さんの歌声に没頭して楽しめたライブだった気がします。今年に入ってからバンドメンバーも半固定になって、個人的には今の方向性が凄く好みなので、このまま追いかけていきたいなという感じ。