続き

何となく掴めて来たんで続けるとします。確か高校を卒業する頃までは自分も思っていました、自分は人付き合いがそこそこ上手い、と。でも、それは他人との仲が悪くなることを避けるのが上手いというレベルでしかなく、他人を否定する言葉や態度を発したりしなければ誰にでも出来ることだと思います。教室という空間に押し込められ、一日に何時間も顔を付き合わせることが強制される社会においては使い勝手の良いスキルでした。
けれども、今所属している大学という空間は、学生に対して何も強制しません。出席しないと単位を貰えない教科を除けば、一度も授業に出なくても単位を取得し、進級・卒業することも可能です。ここでの人付き合いは、殆どが能動的なモノであると言えるでしょう。
自分が違和感を感じたのは多分この点についてです。他人を否定しないというのは、自分から相手に積極的に働きかけない事と同じです。好きの反対は無関心とか使い古された戯言を持ち出す必要もない程に。自分は対人関係において積極的ではありません。大学における人付き合いには不向きな性格です。人生損してますね。
とは言っても、積極的なら良いとも限らないんでしょうけどね。個人の中で他人の重さには差があるし、2人の関係にも温度差は存在します。3人の関係であれば少なくとも誰か一人は暗い気持ちになるでしょう、それは同性かも知れないし異性かも知れません。2週間程前にあった小学校連中の飲みでも、似たような話が2つ程あったのを思い出します。
何か無駄に暗く長くなってきたんでここらで打ち切っておきますが、最後に一つ引用。坂本真綾のユッカより

誰も一人で死んでいくけど 一人で生きていけない

いつか誰かと僕も愛し合うだろう