清浦夏実ライブ@nishiazabu alife

先月末にアルバム『十九色』を購入して以来、武道館を控えた真綾をそっちのけで聴き込んでる清浦夏実嬢の無料ライブイベントがあるというのを聞きつけ、体調がイマイチで前日まで行くか迷ってたけれど、@egoaluも行くというし今日になって少し調子が戻ってきたのでいってきました。軽くレポ残しておきます。
行くか少し迷ってたのにはもう1つ理由があって、会場がホームページ見る感じだとアウェイもいいとこだったから。実際に行ってみた感じだと、このイベントに限れば良心的な価格設定とサービスだったと思います。メニューに4万のドンペリボトルがあったりするのは六本木ならではだけど、500Yenフードがあったり、@egoaluが注文してたご飯モノも場所と値段考えるとCP悪くなかった気がするし。
客層やら会場やらスタッフやら、前後の出演者やらに色々とコメントは挟めるのだけれど、冗長になるからスパッと本編だけ。後方の席で@egoaluとお喋りしてたら照明が1段階落ち拍手が始まったので、キューバリブレ片手にステージに少し近づいたら、清浦夏実がキーボードを前にして1人で座ってました。初めてご本人を見た印象は良い意味で飾りっ気が無いだったかも。服装はブーツ+多分暗色系のパンツ+白のワンピ。ストレートの黒髪とか首周りがノーアクセとか、素材のままでも十分に勝負できる19歳といういでたち。

01 すぐそこにみえるもの(弾き語り)

前述した通りアルバムから入った浅いファンなので、帰って調べるまでこの曲だと分からなかったのだけれど、この曲の演奏には慣れてない風で、途中でピアノの手が止まったりしてました。でも、曲を壊すことを避け、アカペラのまま指が再び動くところまで繋いだ辺りは流石プロ。曲が終わった後で、間違えちゃったとアッケラカンに破顔する様が清浦夏実の魅力かと思います。

02 ネバーランド(弾き語り)

デビューシングルの『風さがし』の作曲/編曲を手がけた鈴木智文さんがギターで加わっての2曲目は、『十九色』付属のDVDでも弾き語りをしていた本人作詞作曲のナンバー。弾き慣れてるのか演奏に意識を必要以上に割かずに歌えているように見えました。

03 旅の途中

ハンドマイクを手にとって立ち上がり、ギターの演奏のみで披露。ステージは30cmくらい客席よりも高いのだけれど、それにしてもスラッとした背の高さがステージに映える。流石オスカーのモデル部所属!! 音的にはギターのスチール弦?が金属的な音を鳴らしすぎてて、曲のイメージと少し合わないように感じた。ボーカルはライブでもこれだけのクオリティなら文句無い。気を抜いた時に半音のさらに半分くらいズレルことはあるけれども、大概はCDクオリティ。どっかで読んだ呟きによればこれでボイトレしてないらしいんだから、天は二物を与えたもんだ。

04 パレット(吹き語り)

マイクをスタンドに固定して、ひっそりと隣に佇んでいたフルートを手に取る清浦夏実。これもまた絵になるんだよ。芸達者って本当に素晴らしい。イントロのビブラフォンをフルートに置き換えたり、間奏にさらっとフレーズを追加したり、OHPで公開されたアルバム発売記念ラジオだと実力がよくわからなかったけれど、人前で披露して大丈夫な音色でした。当然ですね。
アルバム『十九色』を買おうと思った最大の要因が、30秒程度の視聴にもかかわらず、サビでの艶やかな歌声に魅せられたこの曲だったので、ライブで聴けたのが凄く嬉しかったです。音域による声の使い分けを把握できるまで聴きこめてないけれど、この曲のサビの声は本当に心地よい。是非視聴してみて。で、買って。
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A021332/VTZL-19.html

05 風さがし<full-colored samba mix>

騒がしくないサンバミックスとしてそろそろお馴染みになってきたこの曲。アレンジも相俟って余りデビュー曲という雰囲気でもないのは一長一短かも。パレットから引き続きギターはピッキングじゃないので、落ち着いて聴いていられた。

06 僕らの合言葉

しっとりした曲が続いたのでとのMCを受けて、会場全体でクラップが楽しめるとてもライブ向きなナンバー。曲紹介の時に何の躊躇いもなくケロロ軍曹と口にする姿に、良い娘さんだなぁと思うのは、間違いなく俺が歪んでるから。
高音を伸ばす時は気持ち上を向くのが清浦夏実の癖らしく、白のワンピから伸びる長い首と小さな頭がとても印象に残ってます。嗚呼、変態だ。

07 アノネデモネ

鈴木さんも退場し、インスト音源で最後のゴネゴネ小悪魔ナンバー。ちょっとカラオケ側の音量が大きかった気がしないでもない。台詞数が多くて曲が難しいという意味ではライブよりはリスニング向けなのかも。でも、歌詞に合わせた細かい振りとかは見てて可愛いし、手足も(足は見えてないけれど)長いのでちょっとした振り付けが躍動感に溢れて見えます。ラスサビの『アイシテルって』の部分もちゃんと歌えてたのはブラボー。


ということで、40分予定のイベントだったんで5曲くらいかなと思ってたら、予想よりMCが少なめで7曲も聴けちゃいました。MCは初めてみるお客さんを意識しての曲紹介を基本に、特別面白いことを言うわけではないのだけれど、清浦夏実の人柄が滲み出ていて、楽曲とのギャップだったり調和だったりが見てて微笑ましい。
イベント終了後に1mくらいの距離からCDを手売りしてた清浦夏実を見てしまったのですが、169cmもあるのに顔はちっちゃくて、化粧もあれど目がクリッとしていて、可愛かったとしか書けないくらい可愛かったです。既に持ってるのにアルバムをもう1枚買おうかとか危うく考えてしまう程に。声が届かない無力感と引き換えにアレコレ批評するとかどっかで呟いてたくせに、4月4日のライブ遊びに行きますとか喋りかけてしまいました。
これ以上醜態を晒す前に終わっておこうと思います。眠いし、お腹すいたし。読んだ人、参加した人、お疲れ様でした。
みんなも買うといいよ

十九色(初回限定盤)(DVD付)

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