遣唐使船再現プロジェクト出港式典

需要が高そうなこちらをとりあえず単独エントリーで仕上げてしまおう。真綾ファン視点なんで、純粋な遣唐使船ファンの方や、角川ファン?にはツマラナイ内容になると思います。4月26日に真綾菅野タッグの新曲という話が持ち上がってから、超スピードでのライブお披露目となった今回のイベント。
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初お披露目とはいえ、1曲のライブのためだけに関西まで出向くのはどうなんだろうと悩んだけれど、上海まで聴きにいくよりは幾らか安くで済むだろうとの思いがあったのと、先着200名に配布という難関を愛すべき真綾クラスタ諸氏のお陰でクリアすることができたので参加となりました。その他諸々の関西旅行の内容は別エントリー予定。

【1部:海遊館 海遊館ホール】
5月8日のお昼12時20分くらいに会場の海遊館ホールに到着。50人×4列の待機列が既に出来てました。土曜のお昼にしては観光客とか少なめだった気がする。でっけー観覧車と水族館とフードモールしかないといえば確かにそうなんだけれども。
http://www.kaiyukan.com/guides/hall_vip/hall/
この写真は恐らく座席最後列と会場出口との間にあった割と広めのスペースから撮影したもので、実際に入ってみると中央後方の座席からでも、そこまでステージは遠く感じませんでした。前から4列が関係者席で、後ろのスペースはTV系のマスコミの機材でごった返してたのが、やっぱり角川とか読売とかが絡んでるイベントだなーという印象。
舞台の下手よりにグランドピアノが鎮座してて、ちゃんと菅野さんがピアノを弾くんだなと一安心。どうでもいい感想を付け足すならば、座席の背もたれに紀伊国屋書店招待客用みたいなA4の紙が貼ってあって、特別感が刺激されほんの少しだけ嬉しかったです。本当にどうでもいいですね。『奇跡の海』が延々とリピートされてる中で、イベント進行に合わせた照明の打合せとかがあったり、上手最前列の辺りにコスプレした集団が着席したりと準備も整い、13時少し過ぎたあたりでイベントスタート。

他の多くの招待客と同じだと思うけど、テーマ曲のお披露目以外は割とどうでも良かったのでサラッと触れるに留めます。最初に前方スクリーンで遣唐使及び当プロジェクトの紹介ビデオが5分弱。司会の女性が出てきて、さっきのコスプレ集団が当プロジェクトの実行委員のお偉方であることを紹介しつつ、併せてコスプレ元の遣唐使絡みの有名人の軽い説明。鑑真やら吉備真備とかね。
続いてそのコスプレ集団を代表して角川歴彦氏と夢枕獏氏が挨拶。角川氏の挨拶は立場の割にイマイチだった。知や文化の伝播に戦争や侵略が絡まない例として、遣唐使を特徴付けてたのは少し面白かったけど。お客さんに若い人が多いと喜んでたけれど、どう考えてもYKMS目当てです。テーマソングを氷川きよしとかが歌ってれば一般客の9割がオバちゃんになってたことでしょう。

そして式典の雰囲気からするとゲスト的なポジションのはずなのに、明らかに拍手のボリュームが増してるなかMSとYKが登場。衣装に関しては各マスコミの記事に写真が出てるから、詳しくは下記リンク等を参照してもらうとして、2人とも肩がむき出しのワンピースで、髪の長さも同じくらいだったので雰囲気が姉妹ぽかったです。
http://www.news-gate.jp/2010/0508/15/
客席後方で幼児がむずかってそれぞれの挨拶に集中できなかったのが若干残念だけれど、お子様に罪はないもんね。ただし親は許すまじ。でも、愚痴はここまで。
真綾は、言葉も文化も違う人たちが、同じものを食べて美味しいと感じたり、美しいものを見て綺麗だと思ったりという、感情を共有する喜びを歌に乗せられたらいいなと思うみたいなことを喋ってたはず。遣唐使って壮大なテーマでも、個人のコミュニケーションレベルで噛み砕こうとするあたりが、なんというか真綾らしいよね。
菅野さんは、本名に洋の字が入るのもあって、海や船出に抱く恐れや憧れを音楽にすることは自分にとって自然なことで、もしその気持ちを日本語で表現できてたなら、音楽をやってはいなかったかもみたいなことを言ってた。イベント開始前に流れてた『奇跡の海』にも触れ、船で大きな海に出て行く時は、何か大きな力で守ってもらいたいといのがあり、彼女(真綾)には巫女的・導き手のような感じで歌って欲しいと思うし、非常に運の良い女性なので船は沈まないと思いますと付け足して会場の笑いを取ってました。やっぱ奇跡の海は宗教的だよね。菅野さんにしては?凄く真面目にコメントしてた気がする。
そして司会のお姉さんからタイトルが発表され、その名も『美しい人』(表記の漢字含有は適当)。またストレートなタイトルだなと思ったらやっぱりタイトル付けたのは作詞した真綾だったらしくて、追加でコメント。が、お子様のむずかり度がMAXになり結構なボリューム泣き始めてしまったので、内容は殆ど覚えてません。マスコミ的にはコメントの音源確保できなくて大丈夫なんだろうかとか思ってしまった。歌詞の中に直接は美しい人という言葉は出てこないけれど、中国語でそのフレーズを歌っているみたいなことを言ってたぽい。真綾曲を歌うための必修言語がまた1つ増えてしまったね。

ということでやっと本編。あわよくば菅野さんのピアノ1本の特別アレンジとか期待してたので、イントロのオケトラックの大きさに少しビックリする。凄く高音のサビから始まる。どんくらい高いかというと、真綾でも出切ってないなと感じることもあったくらい。曲のテンポはゆっくりで、パーカッション系のリズムに合わせて、管弦楽器が緩やかなメロディを奏でるバラード。菅野曲らしくコーラスが多用されていたのも印象的。逆に言うと、菅野さんのピアノはフレーズの端々に装飾音を足す感じで使われてて、音響の問題もあって大人しい感じだった。武道館のピアノメドレーを見た後だったから特にそう思えたのかも。
歌詞に関しては音源と併せて色々と出回ってるから詳細は省くけど、思った以上に中国語のフレーズが綺麗に音に乗っかってきてた。曲の最後がAメロ終わりというのも、真綾の中では割と珍しい方かも。キーはマイナーなのかな。僕は『空気と星』と『奇跡の海』を足して2で割った感じに近いなと思ったらしいです、ついったーのログ見ると。
第1部はこれで終了。会場内に引き続きCD音源の『美しい人』が流れてたので、2部会場に移動する人たちを尻目にもう1度頭から終わりまで聴いてました。

【2部:大阪港天保山ハーバービレッジ
実はこっちは殆ど書くことありません。ナベツネの代理が空気の読めない政治批判スピーチをしたり、遣唐使船に漕ぎ手が乗り込んだり、住吉大社宮司による清祓式などをやってたみたいですが、うちらこと駄目クラスタはTLを追ったり呟きを投稿するのに割と忙しくしてました。見所はフォトセッションなるもので、もう出番がないと思われてたMSYKが再び参上したくらいですね。和風のコスプレ集団のなかにMSYKの洋風のドレスは大層浮いてましたけれど。照りつける太陽のなか、2人のむき出しになった白い肩を眺めながら、ちゃんと日焼け止めは塗ったかなとか、意味の分からない心配をしていました。運営スタッフがマスコミ以外の撮影はお断りくださいと、延々注意してたのがお疲れ様ですという感じ。
とまあ、こんな感じのイベントでした。案の定、1部のライブに関してはニコ生では流れなかったみたいだし、新曲初披露の場に居れたことはとても幸せでした。後日、IRCの方でコメント貰いましたけど、本当に傍からみれば追っかけですね。まぁ、好きなものがあるのは幸せなことだとは思うので、情熱が続く範囲でこれからも応援していきたいです。多分、上海までは行きませんけど。参加した人、読んだ人、お疲れ様。るかるるさんthx