牧野由依コンサート 〜So Happy〜 @日本橋三井ホール

5月3日に日本橋三井ホールであった牧野由依コンサートに、チケットを譲ってもらえたので参加してきました。@u_chi_tks ありがとう。そこまで長文にならないつもりだけれど、一応分けておく。

いつもの

会場の日本橋三井ホールはopenが2010年10月30日の新しい箱。商業ビルの4Fに入り口があり、5Fから6Fにかけてホールが広がっている感じだった。自分は上手の前方から見てたけれど、天井が低いのと客席の上部にも沢山の照明装置が吊ってあったのが印象的。付近にはこの類のホールがあまり無かったので、重宝がられてるかもしれない。周辺の飲食店も場所柄に合ったグレードだし、会場そのものも割と高級志向で売ってそう。
バンド編成は上手端にギター、上手中央寄り前列手前にチェロとバイオリン、奥にコーラスと途中からゲスト参加のフルート、中央にグランドピアノとゆっち、中央下手寄りにベース、下手端にドラム兼パーカッションという構成。サッパリお名前覚えてなくて申し訳ない。バンマスの松ヶ下さんは今日も大活躍してましたけれど。
演出という面では、中央ぶち抜きで花道があったのは外せないか。H列くらいまでぶち抜きで、しっとりariaパートでは花道の一番先で歌ってくれたりしてて、御御足が眩しかった…。ステージ背面に垂れ下がってた、照明反射率の高そうな1mくらいの太さの飾りも良い感じでした。描写するための日本語力が足りなくて情けない限りだ。

本編

本スレからセトリを拝借

01 Cluster
02 ユメノツバサ
03 春待ち風
04 碧の香り
05 Crepuscular rays
06 ウンディーネ
07 スピラーレ
08 アラベスク第一番 / C.Debussy
09 Regrets asnd Resolution for Flute
10 その先へ

  • オムナマグニ-

11 アムリタ
12 二度目のハツコイ
13 三月物語
14 ふわふわ
15 う・ふ・ふ・ふ
16 Brand new sky
17 Merry go round

  • encore-

18 【Special Medley】
ソルフェージュ
Synchronicity
ユーフォリア
遠くまでいこう
The never ending Rainbow
19 お願いジュンブライト

感想は思いつくままに箇条書きにしようと思う。

  • 冒頭から2曲はギターを抱えてた。いつかアコースティック曲の弾き語りとかも披露してくれるのを期待。楽器に対する態度は誰かさんより真摯なはずだしと余計なdis
  • 今回で初めて編成に加わったコーラスの上奥麻衣子さん?が、凄くいい仕事をしてたと思う。表情や身振り手振りのステージングも良かったし、何よりコーラスの質が高かった。声質や声量で主役を喰ったりもせず、でもきっちり上や下でハモってて、『Crepuscular rays』のイントロなんかはガラッと声質を変えて神秘的だったり。
  • クラシックパートを挟んでも成立するコンサートって素敵だと思う。誰でも聴いたことがあるだろう『アラベスク』と、それとは対照的な『Regrets asnd Resolution for Flute』という組み合わせも絶妙だったし、特に後者の曲は耳に残って離れないので、つべで何度も演奏動画を見たりしている。8分近い曲をフルサイズでやったのは英断だね。
  • 衣装変えの時のinstrumental『オムナマグニ』にうっとりしてた。フルートとバイオリンがそれぞれ主旋律を担当してて情感たっぷり。バイオリンの岡村美央さん?もステージを通して素晴らしい演奏だった。安心して聴けるバイオリンって素晴らしい。PAでチェロが弱めだったのが少し残念。あと、ストリングスの2人ともピチカートを多用してたのが面白かった。
  • 『アムリタ』が一番顕著だったけれど、ドラムが割としっかり音を出していて、曲の雰囲気が変わったと感じたのがいくつかあった。ここらの好みは人それぞれだろうけれど、自分はこれはこれでいいかなというポジション。
  • 物販絡みの小芝居MCは極めれば芸になりそうだけれど、お客さんが割と大人しいので、頑張れゆっち。
  • 『ふわふわ♪』は初披露の時の忙しい振り付けはお蔵入りになってしまったのかしら
  • ライブで初お披露目となった『Brand new sky』が予想外の曲調だった。水樹の人が歌いそうなアップテンポナンバーで、声の出し方も変えてきてた。歌詞に少年とかいう単語もあったし、冒険ファンタジーのアニメやゲームのタイアップ曲といわれるのが一番シックリ来る感じ。新規ファンを増やすには一番手堅い方法なのかなー。ここらの音楽事務所の思惑はよく分からない。情報待ち。

牧野由依のコンサートに参加するのは今回で4度目なのだけれど、そこまで持ち歌が多いわけでもないのに、毎回が全く違ったコンサートに聴こえて、常に新鮮な気分で楽しめるのが魅力だと思う。クラシック寄りの楽器の編成で、バラエティに富んでるのが一番の理由だと思う。編成やアレンジはバンマスさんだろうけれど、過去の譜面を完全に使いまわして済ますわけにもいかないし大変だろなー。
待望の3rdアルバムも発表され、8月には渋谷AXでのコンサートも決まって、上り調子の牧野由依をまだまだ追いかけて行こうかと思ったところでお終い。