LIVE TOUR 2011 "You can't catch me" @国際フォーラム

設備故障で延期になってた、YCCM追加公演の国際フォーラム2daysに参加したので、軽くレポと雑文。冷やしぶっかけや、雁川宴会や、MOGRAの話は無しで。

いつもの

国際フォーラムの利用は、映像化もされた09年のかぜよみツアーファイナル以来。その時は2F8列目からで、舞台照明が目に刺さって眩しかったのを今も覚えている。今回は両日とも1Fの座席で、3日は15列付近の中央ブロック、4日は30列付近の上手ブロックからだった。ライブの前日にPENTAXの双眼鏡を買ったので、偶に覗き込んで表情を伺いつつのんびり楽しんだ。ちなみに、両日ともスチールカメラの撮影のみアナウンスされたので、この会場の映像化はなさそう。
ステージが広いから、国フォだけストリングスが入るんじゃないかという期待もあったけれどバンドメンバーは変わらず。4日はコーラスのハルナさんが公演延期によるバッティングで不参加。でも、ほぼ全コーラスを録音していて、マニピューレーターが流してたと思う。
座席とPAの関係か4日は北川さんのアコギの音が聴き取りやすく、上手寄りで見やすかったのもあり、カッティングをじっくり眺めていた。中野2日目も同じ状況だったけど、2Fの最前列が頭上付近にあったのが共通項なので、もしかしたら関係あるかも。ここらの知識はもっと増やしたいし、自分の経験をちゃんとメモして積み重ねるべきなんだろな。

本編

セトリはアンコールの1曲を除いて3日も4日も同じ。国フォ以前のツアーと被る部分も多いので、先にセトリだけ貼り付けて、感想を後付けする方式にしようと思う。2chのを拝借

00.OP映像
01.eternal return
02.秘密
MC
03.DOWN TOWN
04.スピカ
MC
05.美しい人
06.みずうみ
07.ピース
MC
08.ボクらの歴史
09.手紙
10.キミノセイ
11.ねこといぬ(Instrumental)
12.Remedy
MC
13.悲しくてやりきれない
14.ムーンライト(または“きみが眠るための音楽”)
15.ユニバース
MC
16.風待ちジェット〜kazeyomi edition
17.Private Sky
18.Get No Satisfaction!
19.マジックナンバー
20.光あれ
MC
21.トピア

En
MC
01.I and I (3日) 
01.約束はいらない(4日)
02.stand up, girls!
MC
03.everywhere
MC
04.ポケットを空にして

公演時間は殆ど3時間近く、お腹いっぱいになるライブだった。以下、曲とMCに関する適当な感想。

ステージまでの距離が近かったのもあるかもしれないけど、3日はYCCMツアーマイベストと終演後に呟くくらいボーカルが好調で、ライブの中身に没頭することができた。終盤のアッパーパートで汗だくになりながら歌ってる真綾と、佐野さんのショットとか見てたら惹きこまれもするさ。
歌に関して未だに疑問なのが、『ムーンライト』。前後の『悲しくて〜』や『ユニバース』と比較すると♭気味に感じてしまう。意図的にピッチを合わせる速度を落としてるのかも知れないし、そもそも俺の幻聴かも知れない。
歌声は3日のが好きだったけれど、歌詞の飛ばしっぷりは3日のが酷かった。4日は『約束はいらない』でやらかさなければ、素晴らしかったのだけれど……。ツアーを通して初披露のアンコール曲は両日ミスってたんで、ツアー中に歌ってない分だけ練習が足りない感じかな。ステージ上でそこまで激しく動き回らないし、屈み気味で歌うことが多いから、歌詞カンペ用のモニター用意すれば、露骨にバレずに見れるんじゃないっすかね。
ライブの冒頭から3曲がアルバムと同じ構成になり、『スピカ』を挟んで再び『美しい人』に戻ったので、ひょっとすると思ったけれど、そんなことは無かった。『ゼロとイチ』とか『ミライ地図』がセトリにないことでも自覚させられる。全体的なセトリについては、1部と2部の中間みたいな3部というとこ。
バンドメンバーで印象に残ってるところも幾つか。『キミノセイ』のラスサビに突入する前、CDだとドラムとベースが消えてツインギターとストリングスだけになる部分の直後、ベースとドラムが競うように疾走していく部分が素晴らしかった。コーラスは公演を重ねる度に良くなっていると感じて、中野で不満だった『everywhere』のサビ頭も綺麗なハーモニーになってたし、『I and I』はオッケンのギターにエフェクトが掛かってて面白い音作りになってた。北川さんはバンマスとしての音作り面に留まらず、積極的にツアーの骨子に働きかけてた事をMCで知った。というか、娘さんいらしたのにビックリだ。照明だと『悲しくてやりきれない』の緑と紫のスポットライトの切り替えが良かった。イントロは扇谷さんだけ緑だったり、ラスサビ前の「深い森の緑〜」のとこは真綾が緑だったり。OPのバス影絵ムービーも復活したね。

MC

色んなレポを読めば書いてあるだろうからここでは省略するけれど、短いフレーズで自分のキャラを立てるのが上手くなった気がする。そして今となっては厚木のMCで何を喋ってたのかが全く思い出せない程に、国フォのMCでもセトリに触れることが多かった。つまり、それだけ震災に端を発する話があちこちにあった。中野公演の感想で書いたような、YCCMツアーで目指していたものにも言及した。それが変化してツアーが3部作みたいになってしまったとも口にした。2回も転がせば想起され兼ねない内容を笑い飛ばしたりもした。それこそ『remedy』じゃないけれど3ヶ月の時間の経過というものを感じた。

ポケットを空にして

は、2,000字くらい色々と書いてみたけれど、寝て起きてから読んだら余りにキモイからとりあえず消した。気が向いたら完成させて、単独エントリーで公開するかも。

終わりに

15日の仙台公演でYCCMツアーが完結する。少し迷ってたけれど、参加することにした。2年前のFCイベントでも尋ねた仙台の地を、自分の目で見て、坂本真綾が何を喋るのか確認してこようと思う。参加した人、読んだ人おつ