ジンジャーエール

第10回、今回のテーマは『ジンジャーエール
お題は @geonoize より頂きました、ぷんぷくりーん
お題を貰った@geonoizeから素晴らしいメッセージを頂いたので、今回のジンジャーエールはそれを改変して作ろうかと一瞬思ったけれど、余りにも普段のキャラと乖離してるので止めることにする。どうせ俺しか面白くないし。
ジンジャーエールはこの世に数あるソフトドリンクの中で一番好きな飲み物だけれど、いつからこんな好きになったのかはイマイチ覚えてない。小さいころは炭酸飲料を頻繁に飲んだりはしなかったし、自宅に牛乳と野菜or果物ジュース以外の飲み物があることは稀だったと思う。恐らくは、成人してアルコールを嗜むようになってから、ジンジャーエールを飲む頻度が増えたのだろう。
アルコール、特にカクテル類を提供する飲食店にとってジンジャーエールは欠かせない材料だし、アルコール類NGな人が代替物として注文することもあるらしく、外食産業においてはコーラ、オレンジジュースの次くらいにメジャーなソフトドリンクだと思う。

大抵のお店で提供される、若しくは自動販売機で扱ってるのはカナダドライの製品だろう。あれはジンジャーエールじゃないなんて批判もコアなファンからはよく出るのを見るけれど、割り物としては無難で悪くないと思う。けれど、自分で自販機で買うことは滅多にないし、大抵後悔する羽目になる。コーラもそうだけれど、店で飲むのと、自分で買うのとで味が全然違うんだよなぁ。

次にメジャーなのが最近ペットボトルでの販売が発表され、ジンジャーエールクラスタ(別に形成してはない)が騒然としたウィルキンソンジンジャーエール。ちょっと拘った酒場や料理店で、ジンジャーエール(辛口)などの表記がされてれば大体ここの製品だろう。緑色でクビレがいくつもある瓶のデザインや、ネーミングから海外のブランドと思われがちだが純国産。カナダドライに慣れた人が同じ感覚で飲もうとすると、咽ること請け合いなので試してみるといい。DryとFがあるが単語の印象とは裏腹にDryのが辛さは抑え目で、聞いたところによれば、乾燥させると辛味の成分が減るらしい。

なんか、うだつの上がらない紹介文になってきたけれど、もう1種類だけ市販品を紹介。昔にこのブログでも紹介したことがあったのだけれど、キリンの『世界のKitchenから』シリーズのディアボロ・ジンジャー。というか、この古いエントリーでもリハビリとか書いてるな…4年間で一切成長していない…… 
当時は毎日1本は飲むくらい気に入ってたのだけれど、ひと夏で生産が終わってしまって悲しかったのを覚えてる。2009年にも再販されたので、隔年で今年も再販されたりしないかなー。ジンジャーエールとは厳密には異なるのだけれど、カナダドライよりは生姜成分は高かったと思う。世間的にはジンジャーティとか、生姜湯とかの方面で製品化が活発に思えるし、ソフトドリンクがそもそも時代には合わないのかもなー。
話を戻して、去年からは友人が作ってるのに触発されて、自分でもジンジャーシロップを作ってみた。市販の炭酸水と好みの分量で混ぜれば自家製ジンジャーエールの完成なのだけれど、素朴な味わいで初めて作った割には悪くない出来だった。生姜の処理の方法と、砂糖の組み合わせで何パターンか作れるんで、毎年ちょっとずつ変えてベストなものを模索してみようかと思う。

ここまでジンジャーエールとの付き合いをざっと書いてみたけれど、結局のところジンジャーエールの何が好きなのかを纏めて終わろう。ジンジャーエールに欠かせない要素は、炭酸、甘さ、辛さ、香りの4つだと思う。生姜が濃ければ炭酸無しでも十分に刺激的なのだけれど、黄金色の液体の中を小さな泡が浮き上がる様は目で見てても楽しいし、お腹が膨れるから飲みすぎも防げる。甘さは多少控えめで、口の中に馴染むのを助ける程度がいい。辛さは喉の奥がヒリヒリするんじゃ強すぎる。口にある程度含んで、その分量を一度に飲み込んでも咽ない程度で。嗅ぐだけでちょっとした清涼感を味わえるの香りも、辛さと同じで生姜を楽しむ重要なポイント。少量のシナモンとか使ってると、刺激臭が治まって良いかもね。
今年の夏は節電とかもありますし、程よく冷やしたジンジャーエールで涼をとって、乗り切るのはどうでしょう
SWfTA:計測不能