金沢旅行まとめ:2日目と最終日

とっとと片付けてしまわないと、いつぞやの二の舞でまた中途半端な旅のメモが残ってしまう。

2日目

他2人が早々に起きて、朝食とか調達に行ってる間もベッドでゴロゴロ。協調性より眠気を優先する性質です。途中のコンビニで朝食を調達して、食べながら歩いてる間に金沢21世紀美術館に到着。

連休中日の午前というだけあって、ロビーには200人近くが入場券を求めて行列を作ってた。白とガラスの透明で統一された美術館は建物そのものが芸術的。そこまで広いわけでもないので、解説をしたり顔で眺めつつ2時間弱かけて一通りめぐる。内部は撮影禁止だったかなんかで殆ど写真ないけれど、有名なプールの奴を2枚ほど。

下から

上から

個人的に面白かったのはエコーをモチーフにしたものと、ZINEという同人誌的なアートブックの特別展示。

お昼ご飯を食べに武蔵ヶ辻まで戻って、近江町市場内のもりもり寿しという回転寿司へ。2時過ぎてたにもかかわらず30分程待つ人気のお店でした。外食で寿司を食べに行く習慣があまり無く、回転寿司に入ったのは人生で2度目か3度目くらい。
http://www.morimorisushi.com/
自分は流れてるネタが何なのかをパッと見で把握できないので、テーブル備え付けのタッチ式モニターから適当に盛り合わせ系を頼んでみた。注文したのは白身3点、たたき3点、いか3点、あら汁、タコ辺り。今でも思い出せるくらい美味しかったのは、金沢の名産らしいのど黒という白身と、同じく近海産のタコ。前者は白身魚にしては珍しいフワフワした食感で、タコはホルモンみたく柔らかいのにコシと旨みがあった。この日のランチにはかなり満足。

腹も一段落したところで金沢のもう1つの名物である兼六園へ。隅から隅まで歩いても2時間程度の、小山の斜面を切り開いた感じの庭園でした。生憎とお花の季節では無かったけれど、新緑を満喫できて散歩する場所としてはなかなか心地良い感じ。管理も割と緩やかで、午前4時から午前7時までは無料で入場できるらしいから、近隣のお年寄りの散歩コースによさそう。

兼六園の見学が終わった辺りで日が大分傾いてきたので、前日も訪れたひがし茶屋街でスイーツ()でも食べようじゃないかと、考えられないような細い道を通り、地元の小学生が車内アナウンスを担当する、ローカル色の強いバスを利用して移動。
茶房 素心の2Fで残りの旅程を検討しつつ、かき氷などを平らげる。外で食べるのは久しぶりだったかも。ktが頼んだカシオレ(アルコール含)がメニューとしては変り種で面白かった。

その後、資料を集めに一旦金沢駅へ。ガイドブックに載ってるような市内の目ぼしい観光スポットは2日で殆ど回ってしまった上に、3日目の帰りの電車は夕方発と時間に余裕があったので、少しだけ遠出をしてみようと考えた。近隣には温泉地がいくつかあったので、旅の疲れを癒すには悪くないだろうという意見の一致を見たのである。観光案内所を回るついでに、お土産物も軽く物色しておいた。

この日の晩飯は地元素材を使った、いたるという料理屋さんを2人が見つけてたのでそこへ。本店で20分ほど待ってたけれど、近くの系列店に空き席が出来たというのでそちらへ移動。魚焼いたるというとこで頂くことに。
酒と人情料理 いたる
のど黒の炭火焼や、金時草のサラダ、能登豚の塩焼き、白えびの刺身、加賀太きゅうりなどを地酒をチビチビやりながら食べたけれど、どれも安定して美味くて、金沢に旅に来て良かったなーとシミジミ思った。次に金沢行ったらまた利用したいお店。

この日はコパアメリカ女子サッカーの決勝があるってんで、遅くまでサッカー見てたけれど自分はキックオフ直後に就寝。それでも例によって3人の中で一番遅くまで起きてた。

3日目

午前6時くらいに日本が優勝したってんでknが騒いでて目が覚めた。そんな事も起こるもんなんだなーと、各テレビ局のスポーツニュースを色々見てるうちにチェックアウトの時間に。

宿から荷物を引き上げて金沢駅のコインロッカーに預け、路線バスを利用して前日に調べてた湯涌温泉へと向かう。金沢市の中心部からノンストップだと30分程度の、山間にある鄙びた感じの温泉街。バスが途中から好きな場所で乗り降りできる方式に変わったのが物珍しかった。
湯涌温泉はアニメ花咲くいろはの舞台の1つでもあるらしく、街のあちこちにキャラ絵のプリントされたポスターがベタベタと貼り付けてあった。巡礼に訪れる人も少なからず居るんだと思う。金沢市や石川県がそれなりに気合を入れて誘致したんだろうか。

自分は2話までしか見てなかったんで、去年の四畳半みたくはならなかったけれど、東京に戻ってからその手のサイトをみたら、なるほどなーとは思った。現地を先に知って、後からアニメで確認するというのもアリかもねw
つればし 花咲くいろは 舞台探訪(聖地巡礼)Part1-湯涌温泉編-
花咲くいろは聖地巡礼 湯涌温泉 - ニコニコ動画
ここらのリンクは見てるか見てないかは知らないが、kt、kn向け。

昼前に温泉について、何はともあれ温泉だという気分でもなかったので軽く汗をかくために周囲を散策。この日は曇り空だったのもあって、近くの山に登ろうかとも思ったけれど、装備が貧弱なのと時間が際どかったのでそっちはキャンセル。昔に大きい旅館があった山の辺りが、軽い広場になってたりして、散策路が出来てたのでそっちをウロチョロ。

その後、金沢湯涌夢二館という、竹久夢二ミュージアムを見物。深く関わった3人の女性を足がかりにして、竹久夢二の人生に迫るという面白い作りになっていた。いわゆる美人絵みたいなのだけでなく、イラストの商業利用やデザインなど幅広い分野で作品を残してた人だと知る。にしても、温泉旅館に長期滞在して仕事が出来る職業というのは少しばかり羨ましい。

白鷺の湯という総湯に浸かって、風呂上りには柚子小町という地元名産の柚子を使った炭酸飲料(ここにもいろはの影が)を飲み干す。変な混ざりものも無くて美味しかったのでお土産に買って帰ることに。ガチャガチャ重い瓶を抱えて動いたのに、金沢駅や挙句に秋葉原でも売ってるという人泣かせな一品。お土産で何人かに配ったので、彼らの感想を参考に興味ある日とはどうぞ。

旅行の方は、さっぱりした気分で金沢へ戻り、駅ビルのラーメン屋で昼ごはん食べて、お土産買って、行きと同じルートで帰ってきましたとさ。おしまい

と、思いきや、東京に戻ってからも地元のちょっと美味しいハンバーガーショップで乾杯をしーの、そっからHubにまで繰り出しーの、最後の最後まで酒精の抜けない旅行だった。彼らとの泊りがけの旅行は、それこそ小学校時代の修学旅行以来だったのだけれど、大きなトラブルも無く楽しく飲み食いできて良かった良かった。次の機会の行き先を話したりしつつ今回の旅は終わったとさ。