Kalafina LIVE TOUR 2012 "After Eden"@中野サンプラザ

1月28日に、Kalafinaの3rdアルバム『After Eden』を引っさげての全国ツアー、その東京初日である中野サンプラザの公演に参加したので軽くレポ。(6300)
この週末2日間は面白そうなイベントが目白押しだったので、どれに参加するか相当に迷った上でkalafinaに参加することにした。去年のYCCM以来の中野サンプラザは1F下手の1桁列という素敵な席番で、音も視界も程よく楽しめた。チケット譲ってくれた方、ありがとう。
先にセトリ

1.Eden
2.光の旋律
3.neverending
4.輝く空の静寂には
5.ことのは
(まどマギのインスト曲の間に衣装替え)
6.red moon
7.adore
8.sapphire
9.傷跡
10.serenato
11.Magia
12.destination unknown
13.胸の行方
14.in your eyes
15.fantasia
16.Kyrie
17.音楽
18.symphonia
encore
19.progressive
20.storia

この日の唯一の不満といえば、このセトリになるのかな。3rdアルバムのタイトルを冠するライブなのに『sandviper』も『九月』も『magnolia』も『snow falling』も無かったのは、結構ショックだった。お色直しで赤い衣装に着替えて『red moon』やって、アッパーパートで『fantasia』と『Kyrie』をやるのなら、その前にやるべき曲があるだろーみたいな。自分は去年のスペシャルライブに参加して『After eden』の曲を一通り聴いていたので、まぁいいけれどさ、くらいの気持ちで収まったけれど、映像化が確定してるとはいえ…という気分になったのは確か。
ただ、少しだけフォローすると、帰宅後に全公演のセトリを調べたら会場によってかなり変化を付けてきていて、全10前後の公演数で35曲くらいを披露していたので、遠征も含めて複数会場参加する人への配慮は利いてるなーと思った。聴きたい曲が聴けなかったのは、次に参加するモチベになるかもしれないしね。諸刃の剣だけれど。

本編の感想に戻るとすると、この日は個人的にHikaruが調子良くてというか、自分が曲に対して持ってるイメージに近い歌い方をしてることが多く、座席も下手でHikaruを見やすかったのも加わって、素晴らしく満足度が高かった。『in your eyes』はきっちりメロディ捉えてたし、『輝く空の静寂には』の2コーラス目も引っ掻くような声にはならず、きっちりと艶のある声だったし、『destination unknown』の最後なんてPAの関係かも知れんが重なってくるKeikoのAメロが聴こえないくらい声量出てた。この日のHikaruで『ARIA』とか聴けたら素晴らしいだろなーと思ったけれど、残念ながらセトリには在らず。
Wakanaで印象に残ったのは、kalafina4周年を振り返ってのKeikoやHikaruやバンドメンバーに対する言及。バンドの解散やら活動停止のニュースが最近は続いてるのを思うと、1人の絶対的なプロデューサーの存在を前提とするユニット活動は強力だし安定するのかなとか思った。Keikoは『胸の行方』が相変わらずの安定感だった。たまにメロディラインを意識する余り、音によって音量差がありすぎる気がするのだけれど、この曲のスカッとするくらい前向きなボーカルは毎度素晴らしい。けれど全体的に印象に残るボーカルがH>>>W=Kみたいになってきてるので、ちょっとどうにかしようと思う。
座席がドラムの佐藤強一さんの正面だったので、そちらに多めに意識を割いてたのだけれど、名前に相応しい重機みたいな力強いドラムだった。まどマギのインスト曲の時は、それに早さも加わって暴走モードみたな迫力。ドラマーも色んなタイプが居るよなーと今更のように感心。しなやかなタイプや、それを通り越してほにゃほにゃなタイプや、機械みたいなタイプの人が具体的にパッと思いついた。もちろん全員プロなので上手なのだけれどね。他にバンドメンバーで記憶に残ってるのは『Magia』間奏での今野さんの刻んだ感じのバイオリンとか。
ツアーファイナルでニューシングルの発表と早速のお披露目もあったようなので、その新曲の名を冠したライブがあったりするのかしら。今回聴けなかった曲が聴けることも期待して参加できそうだったらしたいと思います。おしまい。