THE IDOLM@STER 7th ANNIVERSARY 765PRO ALLSTARS みんないっしょに!@横浜アリーナ

5th以来2年ぶりにアイマスの大きいライブに足を運んだので、メモを残しておこうと思う。レポというより自分語り。(8000+1500)

当日まで

参加したのは6月24日の公演。最初にアイマスライブに参加してから丸3年の月日が経ったけれど、自分は未だにプロデューサー*1ではない。アニマスはリアルタイムで追いかけたけれど、今回のライブはぼんやりしてるうちにチケットを持たないまま公演直前になっていた。ところが、自分でも切っ掛けが分かってないんだけど、本番の3日程前から急にライブに行きたいと思うようになった。憑かれたようにアニメの実写版の予告を見続け、久しぶりにMAD類を見返すうちに、行かなければ後悔するとまで思うようになり、チケット獲得への行動を開始した。
過去最大のキャパを誇る横浜アリーナでの2daysにもかかわらず、7thライブのチケットは先行抽選から落選祭りとなりプレミアムがついていた。チケットを譲ってくれる誰かを探すか、全国の映画館で開催されるライブビューイング(以下LVと省略)に参加するか、当時のtwilogを見ると見苦しいくらい逡巡している。ポジティブな事項について、ここまで悩んだのは数年ぶりだったかもしれない。交通費とかサイリューム代とかで10kオーバーが確定してしまう現地に対して、LVなら半額以下で済むというお財布事情もあったけれど、それよりも重要だったのはどっちがより楽しめるかだ。
サイリュームを振るのは苦手だし、コールをあげるのも得意じゃないし、大人しく鑑賞できるLVのが自分に合ってる気はした。けれど、現場でしか味わえない雰囲気があることも4thや5thライブの参加で分かってた。散々迷った末、ライブ当日の明け方にチケットを譲ってくれる人が見つかったので、腹を括って現地で楽しむことにした。実際にはコールやサイリュームが乱れ飛ぶ、横アリと同じくらい盛り上がってたLV会場もあったらしい。今となってもどちらの方が自分に合ってたかは分からないけれど、現地に行って良かったというのだけは確かなので、譲って頂いた方には本当に感謝してる。興奮の余り寝付けなかったのを、満月朗読館で強引に押さえつけて2時間ばかし睡眠をとったのがライブ当日までのお話。

いつもの

午前にチケットの受け渡しを済ませてから、アキバのドンキで通常サイリュームを8本(赤、オレンジ、黄、緑、ピンク、白、青、紫)とオレンジの大閃光を1本を購入。今年1月のアイマスイベントでの3本から一気に3倍になってしまった。でも、買っていって良かった。
会場の横浜アリーナは初利用。新横浜駅からも近いし、会場の付近にも飲食店が多くて、キャパの割に建物外周に溜まるスペースが少ない以外は好印象。お昼過ぎに到着して、有志の方が配布していたコール本を頂く。2日で1万冊以上も頒布されたそうで頭が下がります。アイマス界隈はここらへんのフットワークが軽いのが魅力的に思える。組織だっての行動が上手とでも言うか、コンテンツに対して能動的に働きかけてるというか。
ライブ前に腹ごしらえをしようと駅ビルの焼き鳥屋でご飯食べてたら、ナチュラルに鼻血が零れ落ちて自分で呆れたりもしつつ、開演30分前の14:30に入場した。会場付近にはいわゆる痛車が並んで駐車してあったり、アイドルやPのコスプレした人もチラホラいて、多くのプロデューサー達がアイマスTシャツを着て楽しそうに開場を待ちわびてた。ライブの楽しさは開演時間以外の所にもあるというのを実感できて良いね。
ステージ構成を軽く紹介すると、会場を縦長に使うように設置されたエンドステージには大きい階段があって上下2つのステージから成り、エンドステージから中央にはセンター席を貫く様に太い花道が伸びていた。花道は会場の1/3くらい進んだ所で左右に大きく展開、上から見ればT字になる花道の両端には、奈落から上がるリフトの付いたミニステージがあった。更には、そのミニステージとエンドステージ両端の間を繋いで、センター席を囲い込むように通路が延びていた。花道は2m弱の高さがあったけれど、両端の通路は客席と同じ高さだったので、ガールズと同じ目線の高さで見れる作りになっていた。
譲って頂いた座席は、センター席の限りなく外側の通路に近い場所で、ガールズが何度も数メートル前で歌ったり踊ったりしてた。紛れもない神席なのだけれど、カメラの向きに怯えたり、ガールズの全力の笑顔に対峙するってのは割としんどかった…。でも、他の座席では出来ない体験をできたのは確かなことだし、周囲に猛者みたいな人が多く居たので、最後の方ははっちゃけてたかも知れない。映像作品は見るの怖い。

本編

とりあえずセトリを張っつけて、合間合間にメモを付け足すスタイルにしようと思う。

00.社長と赤羽Pの挨拶
01.『READY!!』(全員)
02.『CHANGE!!!!』(全員)

エンドステージスタートでセンターステージへ。全員のお尻を見てると言う不思議な座席。7周年記念の新衣装は白とピンクを基調として良い感じだった。ちょっとSAOのアレっぽい。キャラ付けを意識した回転も面白かったので、ここらはメディアでフォローして欲しいとこ。

03.『乙女よ大志を抱け!!』(中村)
04.『ALRIGHT*』(浅倉)
05.『空』(滝田)
06.『チアリングレター』(平田)
07.『風花』(原)
08.『おはよう!!朝ご飯』(長谷川・仁後)

すぐ近くに超中村さん推しのPが居たので、その人に乗っかる感じで割と全力でコール挟んでた。浅倉さんはアニマスの雪歩に倣って『イエエエエエエエエエエエイ!!!!』からのスタート。涙ぐんでたけれど、こらえて歌いきってた。樹里きちは定番の名曲。かーちゃんの新曲は予習不足だった。はらみーはピッチをやや犠牲にしてかなり感情的に歌ってたのが意外だった。朝ご飯の123ジャンプのダンスは楽しそう。

09.『いっぱいいっぱい』(若林)
10.『Next Life』(沼倉)
11.『眠り姫』(今井)
12.『SMOKY THRILL』(釘宮・下田・たかはし)
13.『自分REST@RT』(中村・下田・原・長谷川・浅倉・沼倉・平田・今井・仁後)

若林神は最後のサビで「全然聞こえないよ〜!」と歌うのそっちのけで観客を煽りまくり盛り上げてた。そっからの『NEXT LIFE』とか半狂乱で踊るしかないよね。サイリウムもコールも要らないと思って頭振ってた。『眠り姫』はライブで初聴きだったけれどミンゴスのバラードだなーという感じ。絶対に外せない『約束』もあるのだし、ポップな曲でも良かったとも思う。竜宮小町での『SMOKY THRILL』と、アイマス2組のジブリは前半のハイライト。ジブリラスサビ前の口上は燃えた。

14.【SPECIAL メドレー】
  -1.『ふるふるフューチャー☆』(今井・長谷川)
  -2.『魔法をかけて!』(平田・若林)
  -3.『キミはメロディ』(釘宮・仁後)
  -4.『Brand new day!』(原・沼倉)
  -5.『私はアイドル』(たかはし・下田)
  -6.『Do-Dai』(中村・浅倉)
  -7.『MEGARE!』(全員)
  -8.『TOWN』(全員)
  -9.『my song』(釘宮・仁後)
  -10.『フラワーガール』(原・沼倉)
  -11.『Little Match Girl』(中村・浅倉)
  -12.『relations』(たかはし・下田)
  -13.『arcadia』(今井・長谷川)
  -14.『エージェント夜を往く』(平田・若林)
  -15.『GO MY WAY!!』(全員)

6ペアに分かれてのスペシャルメドレー。会場内を練り歩いたので、同じ目線の高さで数メートル先をガールズが歌ったり踊ったりするのを見れた。印象的だったのは中村先生を初めとして、全員がアイドルとしてのパフォーマンスを絶え間なく続けてたこと。360度をお客さんの視線に晒されながら、カメラも回ってて一挙手一投足に気を抜けない状態で、長時間振る舞えるってのは、声優としてのスキルを遥かに上回ってる気がした。昨今の声優は表仕事も多いけれど、彼女らの7年間の積み重ねなんだろな。
それと、自分の担当曲じゃなくてもマイクに乗らないように歌ってるガールズが多かったのも良い光景だった。殆どのアイマスオリジナル曲は、ガールズ全員が歌ったりレコーディングしたことがあるわけで、出来て当たり前なのかも知れないけれど、アイマス楽曲への愛情みたいなものが伝わってくる。あと、『TOWN』のてってってーはニコマス民として嬉しかった。

<社長(トイレ休憩)タイム>
<ガミP登場>

4時間の長丁場なので、演者にもお客さんにも休憩は必要ということで、きっちりトイレタイムを作ってくれる心配りはありがたい。ガミPはSFを初めとした各種告知。

15.『キラメキラリ』(仁後)
16.『スタ→トスタ→』(下田)
17.『自転車』(平田)
18.『神SUMMER!!』(沼倉・若林)
19.『晴れ色』(たかはし)

休憩明けでテンション上げる必要があるところにはキラメは打ってつけね。下田さんはライブ直後のブログの記事がとても良かったのでリンクだけ張っておく。
課題-あさぽんの小屋
平田さんは堂々のソロ2曲。サビにキャッチーなフレーズがあるのは強い。ぬーと神のペアは6thから引き続いて安定の布陣。キングの曲も予習不足だったけれど、あずささん成分きっちり入った良いポップスだった。ただ、衣装の胸のビキニブラっぽさはなんだあれw

20.『七彩ボタン』(釘宮・若林・たかはし)
21.『光』(滝田)
22.『マリオネットの心』(長谷川)
23.『DIAMOND』(釘宮)

念願の竜宮小町によるフルサイズだけど、下田さんは前半ラストで2連続だったので、プロデューサーが頑張った。『光』はボーカルに限ればこの日のマイベストかも。ちょっと鼻にかかる感じの声質なのだけれど、それを良い方向に使えてる気がする。ファルセットも綺麗だった。長谷川さんのマリオネットはアイマスライブだと珍しいシンプルにかっこいい系統。7thはもっと出番あっても良かったな。くぎゅは割と出番多くて、声援も多かった。ソロデビューも影響してか声も結構出てた。

24.『約束』(今井)
25.『見つめて』(浅倉・原)
26.『さよならをありがとう』(中村)
27.『私たちはずっと…でしょう?』(中村・下田・原・長谷川・浅倉・沼倉・平田・今井・仁後・釘宮・たかはし)
28.『いっしょ』(全員)
凄く一体感はあるんだけれど、冷静に考えると恐ろしや

終盤のバラードパート。『約束』のラスサビでアニメ再現でメンバーがステージ裏でシルエット役で立ってた。ただ、その後のアニメ終盤の楽曲は完全に予習不足だった。先生のバラードソロはちょっと辛い気がする。『私たちはずっと…でしょう?』は曲タイトルのトラブルとかで覚えてたけれど、曲前曲中のMCの挟み方が上手いなと思った。
そして最後の曲の前にメンバー全員からそれぞれ個別の挨拶。とても感動的な場面だったのだけれど、自分は少し醒めてしまった。ここにアイマス経済の最上流と最下流がギッシリ詰まってるんだなと思ったことと、これからもずっとずっと応援してくださいっていうコメントがキャラなのか声優なのか分からなくなったこと。自分は『ずっと』という言葉は娯楽とは相反するものだと思ってるんで。

【アンコール】
01.『THE IDOLM@STER』(全員)
02.『READY!!』(全員)
<社長による一本締め>

やっぱりここらは定番。神前さんは良い曲を作ったなぁ。ラスサビ前の変則キックを完全に合わせられるようになったら一人前かなと思う。

終わりに

正直、あまりに長期間放置しすぎたせいで、書きたかったはずのことも薄れてしまった。360度が客席の武道館には行ったけれど、自分の周り360度に演者さんが存在するステージは初めてだったので、どっちを見てればいいか分からなくなって、何度もキョロキョロしてた。明確な推しメンでもいればそっちを見てればいいんだろうけれど、アイマスはDDなのでと言いつつ、釘宮さんとか沼倉さんは割と追いかけてた気がする。
広大な客席を活かして、ウェーブして遊んだり、場所ごとに分かれて歓声あげたりしたのだけれど、座席的に同じセンター席のPの声よりもアリーナ席のPの声がよく聴こえてきた。後ろの方が会場全体のサイリュームを目で見て楽しめるのだけど、他のお客の声がいっぱい聴こえてくるのも良いものだね。アリーナの魅力を心行くまで味わえたライブだった。今後もアイマス界隈は適度に追いかけていきたい。

*1:アイマスのゲームをプレイしてる人