柏cafe line "hotacafe vol.2" ゲスト/清浦夏実

前回の渋谷gee-geのレポの最後でも触れたように、6月11日(月)に清浦夏実がゲスト出演するイベントに行ってきたので軽くレポ。(0+α) 
ご本人達のブログを先に張っておく。
第2回ホタカフェレポート | ホタバンOFFICIAL NEWS
http://blog.oricon.co.jp/natsumi-kiyoura/archive/574/0

いつもの

会場の柏cafe lineは柏駅から徒歩2分の裏路地にあり、エスニックな雰囲気の漂う2F建てのcafeレストラン。この日は2Fが演者用の控え室になっていて、1Fには15脚くらいのバラエティに富んだ椅子やソファとテーブルが1つ、それらの前に小さなステージがあるこじんまりとした空間だった。全体的に壁が曲線的で、ちょっと洞窟めいた造りになってたのも良い味を出してた。イベント主催者であるhotal light hill's band(以下ホタバン)の藤田さんがこのお店で働いていて、先月からスタートさせた定例イベントの2回目のゲストとして清浦さんはお呼ばれしたわけだ。
季節の割に寒い屋外で、清浦クラスタだか真綾クラスタだか分からない人たちと開場まで40分ほど談笑して、かなり前の順番で中に入る。座ったのは中央寄りの前方寄り。これだけで十分バレルかもしれない規模だったけれど、立ち見のお客さんもいっぱいで、会場としては満員に近かったと思う。

本編

ステージ上は前列の下手にVo&EGtで進行役の藤田さん、中央が清浦さん、上手にVo&AGtの村上さん、後列は下手にBaの小倉さん、中央にカホン+ハンドシンバル+ウィンドチャイムの小野田さん、上手にGtの徳田さんという構成。まずはホタバンの皆さんだけで2曲を披露。殆ど予習していかなかったのだけれど、蛍という単語がバンド名にあるのも納得という感じの柔らかい雰囲気の曲に、藤田さんのハイトーンボイスが綺麗に乗っかっていて素朴な心地よさがあった。
そして3曲目の『LOVER SOUL』からは清浦さんも参加。ラップ調のA,Bメロがとても新鮮だった。活舌が良いので聴き取りやすかったし、リズム感も良かった。日頃からちゃんと聴いてるみたいで、自分が歌わないパートでも歌詞を口ずさんでたりした。曲の雰囲気としてはSteady&Coの『Only Holy Story』とかが近いかも。
そもそもこのコラボレーションが実現したのは、清浦さんのラジオにホタバンさんがゲストで来た時のフリートークからで、この日はその逆バージョンとして、ホタバンさんがホストで清浦さんがゲストのラジオ番組みたいな体だった。曲よりもトークが多いくらいだったけれど、藤田さんはかなり喋りが上手だったし、公開録音イベントっぽくて個人的には新鮮だった。清浦さんが取得真っ最中の運転免許の話とか、ラジオでゲストに来た時のお互いの感想とか、清浦さんの声質の話とか、自転車の話とか、清浦さんの今後の話とかが主なフリートークのネタだった。2つだけピックアップしてみる。
自転車については、以前blogで無くなってしまったと嘆いてた『ぼんじり』号が何故かマンションの屋上から発見され、全く同じ型を買い直していた『不動明王』号と2台同じ自転車が揃ってしまった話が面白かった。主に清浦さんのネーミングセンスがね。なお、『不動明王』号は友人に譲ったそうだ。今回のライブのリハスタジオにも自転車で駆けつけたらしいので、そのうち都内で遭遇することもあるかもね。
もう1つは、ホタバンの人たちが清浦さんの声を凄く高く買ってくれてたのが嬉しかった。思わず演奏のボリュームを控えめにしたくなってしまう、と。その事を聴いて清浦さんは声量なくて済みませんと苦笑いしてたけれど、生まれ持った声の良さは何にも代え難いものがあるという藤田さんの意見には全力で同意したい。
前半の最後はホタバンのメンバーがセレクトしたドリカムの『LOVE LOVE LOVE』を清浦さんがカバー。ホタバンのメンバーは年齢が自分と割と近いのもあって、曲のチョイスがとてもしっくり来る。Aメロの声の優しさにはうっとりしてしまった。折角だし最後のサビのところで、オク上げとかフェイクの技巧的な部分があったら更に美味しかったのに。あと、清浦さんが3声コーラスで歌ってるのも面白かった。

入場時に1ドリンク必要なだけのフリーイベントだったので、休憩中にお金を落とすべくキーマカレーとお酒のお代わりを貰って、どちらも美味しく頂いた。休憩明けはホタバンさんの新曲をまず1曲やってから清浦さんが再び登場。みんなで乾杯をするユッタリしたノリもこのお店の持ち味かも。
そのままメンバー全員が椅子に座ってガッツリとトークモード。清浦さんがチーバ君に似てるだとか、チーバ君は何の生き物かとか、清浦さんのお母さんの名前は何かとか、まぁ脈絡も台本もない適当なトークがのんびりと続いてた。清浦さんも自虐ネタを振り撒いていたので、ゲストとして緊張することも無かったんだろう。たぶん良いことだ
そして、最後にもう一度ライブパート。『蛍が丘』では少し低めで芯のある声の村上さんと交互にメインボーカルを務め、トリは『グッドラックマイホームタウン』という、千葉での初ライブをやる清浦さんのためにホタバンさんが作ってくれた楽曲をみんなで歌ってイベントは終わりを迎えた。その様子をホタバンさんが動画であげてくれてるので紹介しておこう。実は、アンコールでもう1回歌ったのだけれど、メンバーが一切ステージからはけないという画期的なアンコールだったのも思い出深い。

終わりに

ということで、凄く和やかでほっこりした気分になる楽しいイベントだった。今、ホタバンさんはROCK IN JAPAN FESTIVAL2012のステージへ参加する最終選考に残ってるらしく、もし勝ち残れたら清浦さんの参加もあるかもー?らしいので、聴いてみて気に入った人は清き一票をよろしくー。『グッドラックマイホームタウン』に関してはちゃんとレコーディングもしたいね、という話をしてたのでそっちも楽しみにしたい。
hotal light hill's band | RO69JACK 2012 -

これで今度こそ清浦さんの歌手活動予定は無くなってしまったのだけれど、さっきの『グッドラックマイホームタウン』以外にも何かあるかもしれない雰囲気だったので、のんびり見守っていきます。読んだ人、参加した人、お疲れ様でした。