LIVE 2012 TOUR "ミツバチ" @中野サンプラザ

結局、予定通りに2日連続で中野サンプラザのライブにも参加したので軽くメモ。(6300)

いつもの

中野サンプラザの2daysというと2011年のYCCMツアーを思い出してしまう。バンドメンバーもあの時と殆ど同じだし、本人もMCでそのことに触れていた。往時は節電によって控え室とかが暗かったそうな。
この日の座席は1Fの10列辺りの下手側。ツアーを通して一番近い距離だったけれど、それでも双眼鏡無しで表情を追えたりするわけでもないので、一桁前半列以外はあんまり変わらない気がしてきた。

本編

セットリストは過去2回の参加と同じだったので割愛。ツアーを通してのセットリストまとめを作ったりしたので、下のリンクを参照してくださいな。
坂本真綾、ミツバチツアー参加まとめ - Google スプレッドシート

減点法の高得点

同一ツアーに複数回参加するのはセトリ違い目当てなのだけれど、3連続で同じセトリに当たってしまった。けれど、その事を余り不満に思わないくらいに満足度の高いパフォーマンスだった。今までに参加した真綾ライブの中でトップかもしれないくらい。声の調子も良かったし、全国を回ってきたツアーの集大成に相応しい演奏だった。突き抜けて何かが良かったというよりは、悪い点が殆ど見当たらないライブで、終わった後も良いライブだったなーという気持ちのいい余韻だけがふわふわと残り続けた。

真綾

前回に参加したのが東京ドームシティホール公演がアレだったので、どこまで歌詞ミスを減らせてるか注目してたのだけれど、殆ど気付かないレベルで少なかった。『君に会いにいこう』と『ミツバチと科学者』のパターンは今回のツアーのメインセトリっぽいので、歌い慣れたのもあるんだろうけれど、ここまで仕上げてこれるのかと少し感心。上手くイヤモニを使ったりしたのかは知らないけれど、今後もこれくらいでお願いしたい。
『君に会いにいこう』と他もう1つ何かの曲で、足を組んでステージの段差に腰掛けてたのも新しい演出だったかな。『プラリネ』のアウトロで両手を後ろで組んで、佐野さん前のスペースを散歩してる姿も良いものだった。衣装は黒チャイナ風+肩に飾りつき、チューブ+スカート、ツアーTシャツの3つで2日とも同じだったと思う。ツアー中にばっさり切ったショートヘアーがこれまた素敵だったので、映像化されるのが今から楽しみ。
アンコールのMCでの似非関西弁が、ラジオとかで偶に耳にする旦那のそれにソックリだったので、脳内でプラリネが流れ出したのは僕だけじゃないはず。あと、最後の立ち居振る舞いが真綾っぽくなかったのだけれど、ここらの詳細は翌日のレポに回そうと思う。

メンバー

北川さんのアコギをちょこちょこ聴き取れるようになった。並びでは上手寄りなのでそちら側のスピーカーに意識を払ってしまうのだけれど、普通に音が配置されてるのは中央なんだよな。顔出しパネルとフォーチュンクッキーを抱き合わせ販売しようという妙案を思いつく策略家の一面も。真綾のバンドはかなり頻繁に楽器の交換をしてる気がして、それだけ音作りに拘ってくれてるんだなーと嬉しいのだけれど、ポケ空のイントロとそれ以外で楽器を変えてたのは流石に笑った。前の曲『ループ』との繋ぎの問題もあるのかな。
奥田さんは『モアザンワーズ』のラスサビでのギターが、ボーカルを殺さないギリギリのラインになっていてとても良かった。何様コメントだけれど、今回のツアーでおっけんさんの株が個人的にかなり上がった。千ヶ崎さんは『action!』の2コーラス目のベースがお気に入り。かなりの写真家らしくFC会報にも提供してたし、この日のアンコールでは客席を背景にしてステージ上でメンバーの集合写真を撮ってた。本人が写らないのが寂しいけども、撮りたい人はそこらへんの感情を超越してるのだろう。
コーラスの2人には椅子が用意されてた。前はなかった気がする。『action!』のサビ前の掛け声部分もコーラスの2人が担当することになったみたいで、ピンライトが当たってたように思う。扇谷さんは『バイク』のソロ回しで、ドラムが始まってからも少しフレーズを残してくれたのが嬉しかった。佐野さんはもう語らずとも良いでしょう。良い『Y』でした。

その他

この日で数少ない首を傾げた場面は『Buddy』が音に溢れすぎてて何を聴けばいいのやら分からなくなったのと、『風待ちジェット』でスクリーン演出をミスって降ろさなくていい黒幕を降ろしてしまった所だけかな。特に後者は珍しい裏方のミスだったので記憶に残った。表には見えないけれど裏で動いてる人は山ほど居るのだよね。
中野のお客さんは全体的に大人しい感じだったけれど、それは緊張してるからというよりは真綾のライブに行き慣れてるからで、『風待ちジェット』の振り付けとか、『デコボコマーチ』のコーラスとか、殆どの人がやってた気がする。あと、『風待ち』のサビで客電が付くようになったのも、『デコボコ』の時にステージ背面のスパンコールみたいな幕にミツバチロゴが投影されたのも、東京ドームシティホールの公演では無かった演出だったと思う。

とゆうことで、翌日にカウントダウン公演を残しながらも、明日はソワソワしてるだろうから今日がツアー集大成、と上手くお客さんを乗せつつ駆け抜けた2時間半だった。翌日に続く