奥井亜紀『歌晶祭』@TSUTAYA O-Crest

先月末の28日にふらっと遊びに行ってきたので、メモを残しておく。こっちに何か書くのも久しぶりだし
会場のO-Crestは初利用。O-Eastとかの系列にあたる小さめのハコで同じ建物の5Fに位置し、建物の裏手にある入口からポスターだらけの階段を登っていった。客席はパイプ椅子が10席×5列ほど置いてあり、それでフロアの7割近くは埋まってしまう程の広さ。最終的には100人ちょいが入れただろうか。
ステージ上は上手にアコースティックギター、下手にキーボードで中央に奥井さんというシンプルな構成。エフェクトで音色を大きく変えることもなく、シンプルに歌声を楽しめる音作りだった。キーボードの人が低音部を補って、ギターの人がリズム要素を補う感じかな。
奥井亜紀さんを生で見るのはこの日が初めて。そもそも、アルバム1枚としてしっかり聴いたことがあるわけでもなくて、知ってるのは魔法陣グルグル∀ガンダムとメカクシくらい。それでもワンマンに参加したのは、ライブというものに飢えてたからかも。
エスニック風味のパッチワークデザインのワンピースで登場した奥井さんは、表情や動きが多彩でとても楽しそうに歌う人だった。しっとりとしたバラードもあるけれど、ミディアムテンポの明るいナンバーが多かったかな。MCは元気な大阪のおばちゃんといった趣き。歌詞もそうだし言葉の感性が独特でとてもシンガーソングライターらしい。
奥井さんの声はとても不思議だった。最初に聴いたグルグルの『Wind Climbing ~風にあそばれて~』は20年も前で、当時から独特な揺らぎがあるなーと思ってたけれど、その揺らぎはライブでも全快だった。オフマイクで歌うのとかも気持ち良さそうだし、歌うべくして生まれてきた人と思った。この日は『Wind〜』は聴けたけれど、他にも幾つか聴きたい曲があるので機を見てまた参加したい。