プラチナ・ジャズ・オーケストラ@Billboard Live TOKYO

去年に引き続いて、ラスマスさんプロデュースのプラチナジャズのライブに参加したので軽くメモ(6800+α)
去年の公演に良い席で参加する為に入会したビルボードのクラブ会員を、うっかり退会し忘れてたのにクレカで引き落とされてから気付く有様。それなら権利を利用しなければ損だということで、人を募ってまめぐがゲスト参加した回の2ndステージを覗いてきた。座った座席も去年と同じなら、ロビーでうろついてる人も去年と同じだった気がする。
バンドの構成は去年と同じだったけれども、木管の人は1人を除いて若返ってた気がしてた。色々とスケジュールの調整をしながら遠征メンバーを決めてらっしゃるのかな。ラスマスさんも最初からステージに上がってたし、ちょこちょこと違いはあったりする。
本編の内容もサラッと。

01.READY!!(「THE IDOLM@STER」より)

ベースソロから始まるとても渋いスタートだった。ラスマスが美しいアレンジだって紹介してたように、華やかさを適度に抑えてて1曲目にピッタリと嵌まったインスト曲だった。

02.Thanatos - If I Can't Be Yours -(「新世紀エヴァンゲリオン」より)
03.Genesis of Aquarion(「創聖のアクエリオン」より)
04.ミラクル・ガール(「YAWARA!」より)

Emily McEwanさんがボーカルを担当したパート。あちらのどの歌手さんもそうなのだけれど、2メートルほどの近距離で見てると圧倒されてしまう迫力がある。ステージ上からもお客さん1人1人の表情を把握しやすいのか、積極的にコミュニケーションを取ろうとしてた気がする。ラスマスとは1度目が合って微笑んでもらったし!(妄想 『ミラクル・ガール』での合いの手みたいな金管がゴキゲンで好きだった。 

05.スペシャル・メドレー(そばかす、GO! GO! MANIACヒャダインのカカカタ☆カタオモイ−C、わが名は小学生、デリケートに好きして)

"アルバムも4枚出せまして、80曲近い曲を発表して参りました。全部やりたいけれど、全部やってたら朝になっちゃうんで、僕がアレンジした中からメドレーでお届けするよ、"ってMCの後でのメドレー。キー変更とかのアレンジと繋ぎが絶妙だった。『ヒャダインの〜』の木管金管の掛け合いもステレオ効果が抜群で素晴らしかったし、ここまで曲数が増えたのならメドレーをドンドン増やして欲しいとまで思ってしまった。同じ曲にも何度も戻ったりしてて、普通のメドレーよりもカオスだったけれど、採用された曲を考えると納得できてしまう不思議。

06.SUPER HERO(「ルパン3世」より)
07.銀河鉄道999(劇場版「銀河鉄道999」より)
08.はじめてのチュウ(「キテレツ大百科」より)

そして今年も現れた問題児Niklas Gabrielssonおじさん。実はドラマーだと知って、曲終わりのアタック感の強いポージングも腑に落ちたのだった。最初の曲は知らなかったけれど、ルパン3世のものらしい。英語のMCで「一緒に旅立たないかい?」と問いかけても反応ナッシングの英語ダメダメオーディエンス達。まぁ、僕もその1人だけれどね。"How about〜?"の表現とか長いこと触れてないですもの。
今日もやんちゃな二クラスおじさんは最寄の客席のテーブルに乗るだけでは飽き足らず、もう1テーブル遠征なさってました。無事に飛び移れて安心したのか、帰りにステージに戻る際に最寄のテーブルの飲み物を蹴り倒していったのがこの日のハイライトだと思います。

09.Hello!(「輪廻のラグランジェ」より)
10.TRY UNITE!(「輪廻のラグランジェ」より)

この日のスペシャルゲストのまめぐはトラユナのジャケットを思い出させる真っ青のモノトーンドレスにクリスタル系のアクセサリをポイントポイントに。『Hello!』は掛け合いとか入る雰囲気ではない、金管が咽び泣く感じのムーディーな雰囲気。北川さんがどんなアレンジになるか楽しみ、という旨のツイートをしてたのでセトリに入るかなーという予想はしてたのだけれどね。トラユナは去年も堂々と歌い上げてた気がする。格が出てきたというのは変な話か。

<アンコール>
11.ムーンライト伝説(「美少女戦士セーラームーン」より)
12.Gotta Knock a Little Harder(劇場版「カウボーイビバップ」より)

客席内の上手寄り階段の踊り場にメンバーが1人現れて木管のソロが始まる。場内の照明はかなり落とされていて、丸く照らし出される彼の姿はまるで月夜に浮かび上がるよう。ということは、で予想を裏切らずに現れたのはDouglas Ungerさん。仮面は流石につけてないなーとか甘いこと思ってたら、最後のサビの所で完全に呑まれてしまった。蛇に見つめられた蛙の心持ちを味わったかもしれない。何だろうあの声の迫力は。あんな声で恫喝されたら、喜んでケツの毛まで全部毟って差し上げてしまいそう。いや、褒めてるんですけどね、これでも。
そして、今宵最後のナンバー。最初からステージに置いてあったアコギをDouglas Ungerが構え、最後はビバップからのカバーであるとラスマスが言うと、アチコチからお客さんの歓声が聴こえてきた。ビバップとこのジャンルは相性良いのだろうし、アニメ音楽の隆盛に寄与した重大な作品であるのは間違いないもの。良いフィナーレだった。

ということで、あっという間の90分。まめぐがゲストじゃなかった日はドラゴンボールとなのはが演奏されたみたいだね。また来年みたいなノリもあったので、ビルボードクラブの退会をまた忘れることがあるかもしれない。