新居昭乃 LIVE 2011 White Planet@東京ドームシティホール

12月11日に旧JCBホールであった昭乃さんのフルサイズライブに行ってきたので、真昼間に出先のPCからだけど軽く感想を残しておきます。ここで溜め込むと、年内のライブラッシュで死んでしまうのが目に見えてますし。(5500+500)
昭乃さんの歌声を聴くのは、去年の冬に@egoaluにFCイベントに連れていって貰って以来、フルサイズのライブとなると2009年のソラノスフィア以来になってしまいました。弾き語りツアーに参加しなかったのをかなり悔やむ程に、昭乃さんの歌声を満喫できました。ライブ終わった直後に、アレもアレもアレも聴きたい、とその人の歌声を更に求めてしまうのは、実は久しぶりの感覚かも。満ち足りてしまうことのが多いんですよね。
ステージ上は下手から各種ギターの堀越さん、同じくギターの保刈さん、中央にショートサイズのピアノがあって、キーボードとエレクトロ楽器の細海 魚さん、そして上手の端にバイオリンの藤堂さんという布陣。今まで参加した中では一番大所帯だったかも。リズム隊は打ち込み任せながらも分厚く、重みのあるサウンドでした。『Reinacrnation』に至ってはここはクラブなんじゃないかと思わせる程。細海さんがアレンジを手がけてたのかも。まー君のバイオリンは艶っつやで、菅野さんがお気に入りというのも納得。堀越さんも頻繁にギターを持ち替えて、アクセントが効いたプレイングでした。保刈さんは今回も全体のバンマスだったのか本人は割と裏に寄った音作り。


リトルピアノツアーだったり、アコースティックなFCイベントだったりが続いてたので、昭乃さんのライブでは映像効果も凄く凝ってるというのを参加するまで忘れてました。ステージ後方にはシンプルな真っ白い書き割りのセットが置いてあり、大きい木が左右に1本ずつと、中央には重層のお城、上手の上方にはwhite planetの頭文字WPをモチーフにしたオブジェが飾ってあったのですが、それらの真っ白いただのオブジェが照明によって色々な表情を見せるんですよね。複数の光源によって照らされることで、輪郭がぼんやり滲んで立体感が出たり、のっぺらぼうのお城に窓や城壁が投影され、それが崩れたり脈打ったりと、ステージの映像演出を見てるだけでも飽きないと言えるくらい凝ってました。
ライブ中盤でもステージ前方に斜幕が降りてきて、メンバーは半分靄の中で歌う曲があったり、斜幕の中央部分だけがちょこっと持ち上がって、三角形の穴の中から昭乃さんだけが姿を出して歌ってたり、最後に公開された新曲の『sophia 〜白の惑星〜』では舞台背面全体に雪がしんしんと降り注ぐなか、曲が進むに連れて春の訪れを青とオレンジの照明で表現してました。他にも魅力的な映像演出がいっぱいあったので、昭乃さんの演出スタッフは優秀なんだろなーという思いを新たにしました。


印象に残ってる曲は前述の2つに加えて、クリスマスのラブソングコーナー?にあった『蜜の夜明け』とか『虹』みたいに明るいナンバーと、三重野さんに提供した『ガリレオの夜』のセルフカバー版。Virtural Adventure Eastのラジオ内でも歌っていたけれど、来春のアルバムで音源化されるそうで嬉しい限り。当時それなりにアイドル売りされてた気がする三重野さんのシングル曲としては異例の曲調だよね。でも、個人的には一番好きなナンバーでした。
昭乃さんの歌声はとても不思議なピッチの合わせ方で、ビブラートの掛かり方も独特で、ちょっとでもズレてしまったら言い方が悪いけれど音痴に聴こえるかもしれないけど、昭乃さんが歌うと唯一無二の世界観を作り出すんですよね。アコースティックとも、エレクトロとも相性が良い声質という意味では、南波志帆も同じカテゴリーなのかもしれない。

とりあえず、ぼちぼち銀河劇場に行く時間なので筆をおきますが、リトルピアノツアーにも必ず参加したいと思います。参加した人、読んだ人、お疲れ様でしたー。