ペットについて

居間にいったらNHKで犬に関する番組をやっていて、ぼーっと見てたら何となく書きたくなったので。
昨今は空前のペットブームらしく、グルーミングだとかトリマーだとか、ペット用のホテルだとかお墓だとか、まぁ話題には事欠かない感じがあります。我が家は引っ越す前も後もペット禁止の集合住宅だったのですが、母方の実家や従姉妹の家、父方の叔父の家で犬を飼ってたりしたので、触れ合う機会はそれなりにありました。
母の実家で飼われていたレオは長生きで、14,5歳まで生きていました。俺がまだ小学生になる前の小さいころは、鎖を千切らんばかりの勢いで元気に吼えまわるレオが怖くて、それでも触ってみたくて、おっかなびっくり近寄ったり吼えられて逃げたりしてました。小学校も高学年くらいになると、怖さもなくなり、近所の山まで散歩にいったりご飯をあげたりしてました。
そんなんで自分も犬を飼いたいと思っていた時期がありました。今は集合住宅に住んでるから無理だけど(うちのマンションには規約無視して飼ってる人も居ますが…)、いつかは犬が飼える家に住むんだと。でも、いつからかは覚えていませんが段々とペットを飼うということを上手く認めることが出来なくなっていました。何が犬の幸せかだなんて、考えるのも意味のない無駄なことなんでしょうけど、人間の思惑に従って交配が行われ、様々な犬種が誕生し、挙句の果てには愛玩動物としてペットショップの狭い檻で飼われている犬というもの見るうちに、どうしても純粋に犬と人間との触れ合いを賞賛することが出来なくなってしまったみたいです。
愛くるしい犬を見れば頬は緩むし、警察犬や盲導犬として活躍している犬は凄いと思うし、犬と飼い主の間の信頼関係も真のものに思えます。でも、自分にはその関係を築くことが出来ないのではないかと思えるわけで、なんだ、結局は俺に問題があるんじゃないかと気付いたところで今回は終了。