南波志帆 THE NANBA SHOW 『FANTASIC STORY』TOUR 2011

ということで、渋谷のDUO MUSIC EXCHANGEであった南波志帆さんの初のワンマンツアーのファイナルに参加したので軽くレポ。すっげー、楽しかったです。

いつもの

南波志帆を知ったのはライブからぴったり半年前の5月4日、twitterのパブサで若い頃の坂本真綾に似ているというpostを見たのがきっかけで、インディーズのミニアルバムを聴いてみたらいい感じだと思い、素敵なタイミングでリリースされたメジャーアルバムの『水色ジェネレーション』を聴いて更にその思いを強くし、タワレコ屋上でのインストアライブで、生での鑑賞に堪えうるアーティストだとの確信を持つに至ったのでした。
上記のインストアライブは生憎の降雨により途中で中止になってしまったので、この日のワンマンを3ヶ月間ワクワクしながら待ってたのです。そして待った甲斐が十分すぎる程あったので、かなり幸せな気分でこのレポを書いてます。
会場のDUO MUSIC EXCHANGEの利用は新居昭乃さんのファンクラブイベントに連れていって貰って以来の2度目の利用。相変わらずの2本の柱が邪魔な感じの、横に長いステージだったけれど、先着順に受付のチケットを必死で抑えたので最前列で柵にかじり付きながら見ることができました。でも、割と紳士的なお客さんが多くて、最前とはいえあんまり圧迫感もなく、ノンビリ南波さんの容姿と歌声を堪能できました。
バンドは下手からベース、キーボード、ドラム、ギターの4ピース。スピーカーの配置もあって、ドラムとベースのリズム隊の音がかなり強かったのだけれど、メロディアスなベースラインも多くて、ボーカルを殺すようなボリュームでもなかったので、一つの味として楽しめたと思う。

本編

とりあえずお借りしたセトリ貼り付ける。

1. ストーリー
2. 水色ジェネレーション
3. まちかどハルジオン
4. 昨日の君のひとりごと
5. もんだいとこたえ
6. ふたりのけんか
MC
7. 赤いスイトピー (松田聖子カバー) 弾き語りVER.
MC
8. プールの青は嘘の青
衣装替え
9. たぶん、青春
10. 2センチのテレビ塔
MC
11. ごめんね、私
12. ミライクロニクル
13. それでも言えないYOU&I
14. みたことないこと
15. サンダル
MC
16. はじめまして、私
(アンコール)
MC
17. こどなの階段
MC
18. Bless You, Girls!

ボーカル用のモニタースピーカの左側にセトリ表が張ってあったのは見えたのだけれど、ギリギリ中身までは見えてなくて良かったやら悪かったやら。まだ、曲とタイトルが完全に一致してないので、あやふやな感想も多くなるけれど、箇条書きスタイルで行こうと思います。

  • 南波さんのトレードマークの左上ポニテにパーマが掛かってたけれど、前見たときはストレートだった気がする。ぴょんぴょん跳ねながら頭をぶんぶん振り回したときはストレートのが乱れてて好みかなー。
  • 最前の魅力は表情の観察しやすいことなんで、ずっと追いかけてたら、右ほっぺに笑くぼが2個あるのを見つけた。基本的に笑顔なんだけれど、本編ラストのMC前でうっすら涙してたり、シリアスな曲では目が据わっててちょっと怖かったりした。照明やスモークの演出も良かったらしいけれど、最前だとそこらに気があまり回らないのがデメリット。
  • 衣装の1着目はスイカ柄の青と黒のワンピースで、黄色と黒のボーダーのニーソに、青系のヒールの高い靴だった。ポニテを結ぶ黄色い大きいリボンが自分の角度からだと猫耳みたいに頭の上から2個突き出て見えたのが印象的。2着目が上が白で下が黒のモノトーンでやっぱりボーダーのニーソ。最後のアンコールはライブTにやっぱり下はボーダーニーソだったので、衣装変えで一番時間が掛かってたのはそこじゃなかろうか。いえ、大変素晴らしいと思いますけれど。
  • やっぱり南波さんの最大の魅力は声にあると思う。あんまり大それた形容は好きじゃないけれど、『マジック・ヴォイス』という公式のキャッチコピーも頷ける。シンプルなアコースティック・サウンドだろうが、疾走感のあるバンド・サウンドだろうが、ドラッギーなクラブ・サウンドだろうが、どんな音楽に合わせても南波志帆としてハッキリと主張する声質は唯一無二だと思う。あと、日本語の歌詞の発音が明瞭で、一音一音が聴き取りやすいのも素敵。
  • 体でのリズムの取り方が、アーティスト然としていて、ギターやドラムのキメのフレーズをちゃんと掴んでるのも素敵。左回りに回転するのが好みらしく、何度かクルクル回ってたのも良いし、片足のキックでリズム取ってる姿も様になってた。スペシャの方で生配信があった関係で常にカメラが3台回っていたので、どっかで放送してくれないかなぁ。
  • 特に良かった曲は、静かな始まりから徐々に音が重なっていきサビの頃には一種のカタルシスさえ感じた『ふたりのけんか』。繰り返されるフレーズが妙に耳に残るちょっとトリップしかけた『それでも言えないYOU&I』。ベースのメロディラインが特徴的でまったりした前半と、終盤のカオシレーターとそれを持った南波志帆が大暴れが好対照の『サンダル』。その前のMCも合わせて『はじめまして、私』あたり。
  • 15の時に福岡でインディーズデビューして、高校進学と同時に東京に出てきて歌手活動を続けて3年経った南波さん。自分に歌手という仕事が向いてるのかを何度も悩み、地元へと帰ることも考えたという。それでも、歌手を天職だと言い切って、18の誕生日で掲げた10代のうちの武道館公演に邁進するという南波さんは全力で応援したいと思う位にカッコイイ。我が身のここ4年くらいと比較すると死にたくなるのはこの際置いておこう。

とまぁ、こんな感じのライブでした。ライブの最中とか終わった後もここまでニッコニコだったライブも久しぶりかもしれない。”こどな”の階段を上ってる南波さんが、どんな大人のレディになるのかを楽しみに見守っていきたいと思う。あ、どっかの新婚さんより胸囲は大人でしたよ。と下衆な感想で最後を締めくくろう。読んだ人、参加した人お疲れ様。