新居昭乃 弾き語りLIVE TOUR 2012 "Little Piano vol.3"@北とぴあ プラネタリウムホール

twitterの方でお誘いをいただいたので、4月14日に昭乃さんのライブに参加してきました。先月の牧野さんに引き続いて、念願叶っての弾き語りだったのです。軽く感想を残しておきます。(4000)

いつもの

会場の北とぴあは初めての利用。北区の行政と文化の新しいシンボルであるらしく、大層モダンな作りになってました。北とぴあ内部にはさくらとつつじという2つのホールもあるのですが、今回のライブは建物の6Fにあるプラネタリウムを利用しての特別なものでした。かなり貴重な席だったようで、誘って頂いたおかさんには感謝するばかりです。
当然、北とぴあプラネタリウムホールにも初めて足を踏み入れたのですが、内部は球形を斜めに切り落とすかのように座席が10列ほど設置されていて、一番下にライトやスピーカー等の音響機器とピアノが設置されてました。キャパが100名ちょっとの小さいプラネタリウムで、自分は5列目の下手から見てたのだけれど、ちょうど中間の高さくらいでプラネタリウムのスクリーンもピアノを弾いてる昭乃さんも見やすくかったです。

本編

拾ってきたセトリ貼っておきます。

01. Trance Transistor Table Radio (V.H. version)
02. エウロパの氷
MC1
03. 黄昏は未来で待つ
04. 月の家
MC2
05. 花のかたち
MC3
06. Reve
MC4
07. 風の羽
08. きれいな感情
MC5
09. 星の雨 (V.H. version)
10. 美しい星
11. New World
12. 降るプラチナ
MC6
13. Our Children's Rain Song
14. Sophia〜白の惑星〜
≪アンコール≫
MC7
Enc.1:月からの祈りとともに (アカペラ)
MC8
Enc.2:月よ凍れ (合唱?)
MC9
Enc.3:WANNA BE AN ANGEL
MC10
Enc.4:hayabusa
MC11
Enc.5:虹

思いついた感想をちょこちょこと箇条書きで書いておきます。

  • 期待してたとおり、新居昭乃プラネタリウムの親和性は素晴らしいものでした。全ての曲でプラネタリウム装置を使ったわけではなくて、演出としてムービーが存在する曲もあったのだけれど、月や星をモチーフにした曲が多く組み込まれた特別なセットリストでは、極上の演出装置としてプラネタリウムが機能してました。目を閉じて歌声に聴き入ったり、ピアノを爪弾く昭乃さんを眺めたり、上空の星空を見上げてぼんやり思索に興じたり、1つの曲の中でも色々な楽しみ方が出来て、ピアノと昭乃さんの歌声と星空が満ちた破壊的癒し空間になっていました。この体験は是非とも他の人にも味わってもらいたい。といっても、今回のツアー中だと後は北海道の1公演だけらしいのだけれど。真綾もいつかやってくれないかなー
  • 日頃からリクエストを貰うことが多いという『花のかたち』は好きな曲なので普通に嬉しかったのだけれど、その次に、あまりリクエストは無いのだけれどと『Reve』を初のピアノ弾き語りでやってくれたのにかなり感動しました。昭乃さんにしては珍しいアップテンポな4つ打ちで、フランス語詞曲なのだけれど、パリのお洒落な街並みを切り絵で再現した感じの、NHKフランス語講座の教材にもなりそうな歌詞付きムービーの出来が素晴らしかったです。ファンクラブだと見れたりするのかなー
  • 弾き語りとはいえ全てがピアノ1本ではなく、『風の花』ではサンプラーを使い自分の声をその場で多重録音してコーラス兼リズムトラックを作成したり、『きれいな感情』などでは手元のipod?を使って打ち込みの曲とムービーを再生してそれにピアノと歌とを重ねたりしてました。『きれいな感情』は原曲のアコースティックな優しい音色から一変して、エレクトロ要素の強いアレンジになってたのが特に新鮮でした。花の上に落ちる水滴をスローモーションで接写したムービーも印象的でしたね。
  • アンコールはその場でファンの人からリクエストを募ってたのだけれど、何とも言えない空気になってたのがライトファンの自分からするとやっぱり何とも言えない感じですね。でも、歌ってくれた曲はどれも好きでした。開演前にスタッフの人がアコースティックギターのチューニングをしていて、最後まで結局使われず仕舞だったのは、『ガレキの楽園』とかがリクエストされた時のための準備だったんでしょうね。賞賛すべきプロフェッショナリズムです。25年以上前にリリースされた『月よ凍れ』は、当然に初めてライブで聴いたのですけれど、今の昭乃さんが歌っても歌詞以外は何の違和感もないのが面白かったです。ファンの人から歌詞集を借りないと歌詞が分からないとかも、歌手歴の長さを示すエピソードになる逸話とも言えそうです。自分で曲を作れる、そして奏でられるのは強いなーと改めて感じました。

ということで軽い感想でした。今月末には2枚同時にアルバムがリリースされ、8月にはそのアルバムをクローズアップしたライブがあるので、それを楽しみに聴き込んで行こうと思います。改めて、連れて行ってくれて有難うございました。読んだ人もお疲れ様。