夢を見たの、昨夜ね。

砂丘はどこまで続くのでーしょうかー
ってのは夢廃工場99とか何とかそういう名前のコーナーのBGMだった。新学期になってがっこも始まったので、通学の電車の中の時間を有効に使うべく(殆ど学校には行ってない)図書館で幾つか本を借りて読んでるんで軽く感想をば。
Φは壊れたね (講談社ノベルス)
森博嗣の最新作。今回はギリシャ記号のシリーズにするんだろうか、次回作は『θは遊んでくれたよ』だとさ。自分の中で、森博嗣の作品はトリックとかのミステリー要素はどうでもよく、アカデミックな機関の雰囲気を知るために読んでるようなものだったりする。へっ君は殆ど出てこないで、その代わりに海月君(読める?)って人が同じ役目を果たす模様。惰性な気がしないでもない。
文鳥・夢十夜 (新潮文庫)
吾輩は猫であるが思った以上にツボだったんで、sが読んでるとか言ってたのを借りてみた。7つの小作品から成り立ってるんだけど、その中でも、恐らく漱石自身が経験したのであろう胃潰瘍が原因の仮初めの死にまつわる回顧録『思い出す事など』が非常に興味深かった。高校時代に『こころ』と『坊ちゃん』を読んだだけで、お札の顔の人という印象が強かった漱石が、自分の中で一気に生々しい人格として形付けられた気がした。後、読んでるものの幅の広さとか深さが流石帝大&一校教師って感じで、感心したというか、遠さを感じたと言うか。
数の体系 上 (岩波新書 青版 815)
経済数学の授業で読んでおけと言われたので借りてみた。さすがに電車の中で流し読むには辛いものがある・・・のんびり読んでいこうかなぁと前向きな意見を述べるに留める。