坂本真綾FCライブin 東京

1週間前の仙台に引き続いて、東京公演の1回目に参加してきました。1日に3回続けて公演するのは真綾にとっちゃ多分初めてのこと。マチソワとかも経験してるし、秋から始まるレミゼに向けて鍛えてるから、喉の方は大丈夫だろうとは思ったけど、ハードスケジュールで喉が疲れるリスクを避けて1回目参加。
ゴメンナサイ嘘つきました。思った以上にチケ人気が高くてFC枠と携帯サイト枠使っても1回分しか取れなかったです。軽く参加者のレポ読んだ感じだと、3回目でも特に問題なかったみたい。プロですもんね。
一応はバレ回避表記を取っておくけど、仙台よりは簡潔なレポになりそう
舞台上手の相当後方。PAブースの隣くらいから見てました。2列後ろになると1段段差があったので、いっその事もっと後ろの方が見やすかったかも。音響は、会場が広いせいもあって、各楽器音、中でもボーカルが強く強調されてる印象を受けました。もう少し大きければウルサイと思うくらい。バンド構成、立ち位置、セトリ等は仙台と同じ。MCも主要部は完全台本かと思いたくなるくらい同じだったw
以下は仙台と被らない範囲で曲ごとに気になった点
01 SONIC BOOM

脳内ではストリングス主体のしっとりイメージだったんだけど、思ったよりもアコギのカッティングが前面に出てて、フォークソングぽかったかも。イントロはチェロのソロから入る方がカッコイイと思うんだけどなぁ

02 ストロボの空

こっちはギターの合間にジャズっぽく?コードを鳴らすキーボードが面白いアレンジだった。『生まれてきたこと』の部分が完全に声出てるのとか分り易い成長だよね。音の高さと声に関して最後に書く予定

03 Remedy
04 孤独

各演者の頭の真上から垂直に赤い弱い光が降ってきて、ステージ上で5人で演奏してるのにそれぞれが孤独な状態にあるように見えて、ライティングの妙に唸った。

05 蒼のエーテル

アンケートでは意外に票を集めなかったらしい。ちょっと意外。マクF新規層はまだFC入ってない人が多いのかもね。

06 NO FEAR / あいすること(弾き語り)

サビでの『続いてる。』や『ここに在る。』の最後のuの音がとても艶やかで毎回楽しみに聴いている。ちなみに弾き語りコーナーを通して目立ったミスが無かった気がする。半分安心半分残念。

07 カザミドリ(弾き語り)

曲の冒頭とラスト、前述の垂直な光が若葉みたいに明るい緑で真綾だけを照らすライティング。『たね』に始まり、『根』で終わる歌詞のイメージに合わせてるのが伝わってまたも感心。
1人で済ます演奏だとテンポを他の人と合わせる必要がないから、進み具合が割とフリーダム。全体的に走り気味というかノリで突き進んでる印象があるw

08 約束はいらない

ライティングで虹色のスクリーンみたいのが舞台上に出来ていた。光源や向きが激しく移動したりすることはないのだけれど、印象に残るライティングが全体的に多かった。スタッフGJ

09 DIVE

仙台で絶賛しておきながら、東京だとアレ?って感じだった。『でも水は』『確かめた』の部分のメロディが好きなんだけど、声がほんのちょびっと出きって無かった気がする。

10 若葉

こっちは逆に仙台の時に不満だった点が解消された。俺の耳もいい加減適当なのかもね。

11 Get No Satisfaction!

客席の音が天井に吸い込まれて消えやすいから手拍子合わせるのが大変そうだった。最近は叩くよりも右手首をグリングリン回すのがお気に入りです。

Encore
01 風待ちジェット

バンド隊はライブTシャツに着替えてたのだけど、本人はそのまま。丸一日着続けた……?
振り真似してる人がチラホラいたけど、会場全体がやったら多分異様な光景だから、あれくらいが色々と微笑ましくていいと思う。

02 ポケットを空にして

武道館の1万人で歌ったら本当に壮大だろなー、と今から半年先の事を妄想。スタッフサイドからのサプライズで誕生日おめでとう系の合唱も有りそうだなw

と、まあこんな感じでした。全体としては仙台と殆ど変わらないクオリティで十分に満足。
そして、今回改めて感じたのは良く言えば真綾の歌声の豊かさ、悪く言えば不安定さ?なのかな、あまり適当な表現が浮かんでこないや。今年だけで真綾の生歌聴いたのが6回目で、数年前と比較すれば贅沢にも程がある状況なわけですが、回数を重ねることで、ライブであるということに舞い上がらず、歌声を聴くのに集中できるようになった。変な言い方をすれば音だけを分析的に聴くとでも言うのかな。
そうすると、例えば今回で言うと『NO FEAR』のu音みたく、心地よく、魅力的に聴こえる好きな部分みたいなのが分ってきたりする、なんとなくだけど。ここらはCDの頃からそういう聴き方をしてきたからっていうのもあるし、人によるのかも知れないけど、以前@terminが似たようなことをpostしてたし、そこまで特殊な聴き方でもないはず。要するに、前にポエムで触れた内容と同じ。
で、自分にとってのツボになるような場所を探しながら聴いてると、何となく同じような音の高さにツボが多い気がする。真綾が歌う時にどの程度まで意識をして声帯の使い方を変えてるかは、全くの門外漢なんで聴いてるだけじゃ分らないんだけど、フォルセットで声量を維持できる高さが多分それだと思う。
今回の『DIVE』で苦しい印象を受けたのは、その音域よりも少し低かったからかもしれない。地声とフォルセットの間の中途半端な高さなのかも。仙台編と言ってること真逆だし、全部俺の妄想ね、一応断っておくけど。
その前後の音程の展開や、発生する音の母音、曲のイメージによる歌い方の差とか、他にも色々な要素があるから、この部分がツボだと当て嵌めのきく表現で明記するのは無理だし、個人的嗜好でしかないから誰得なんだけどね。昔読んだ『かぜよみ』のレビューで具体的な記述を伴って真綾の声の魅力を語ってる人がいたのが羨ましかったのかも。
今のところ確定してる範囲では年内の生真綾は終了だけど、今年でエポ降板とかいう噂もあるし、一度くらいはレミゼも見に行きたい。新曲に封入されてる500名限定のプレミアムイベントも気になるし、真綾部も動き出したし、まだまだ生きていける気がする。
なんか思ってたより長くなったんで、この辺で終わり。読んだ人もイベント参加した人も、お疲れ様でした。