牧野由依コンサート〜So Bright〜

8月のコンサートに続いて参加してきたので軽くレポもどき。会場の九段会館九段下駅のすぐそばの好立地で、5分くらいの距離に武道館があるもう馴染みの場所。wikipediaを見たところ竣工が1934年というのだから昭和初期の建物なんですね。内装や椅子などの調度品にもレトロモダンな雰囲気がにじみ出てて素敵でした。座席列の数え方が「いろは」だなんて流石に初めての経験。
またもY氏のご尽力の賜物でセンター付近2列目だったんですが、諸事情で1列目みたいなもんでした、眼福眼福。キャパ1,100のうち8,9割は埋ってたのかな。相変わらずに男性率高し。舞台上の構成は上手手前にキーボードの人と、ギター・ベース・パーカスの人、その奥壇上に弦カルテット、下手側にグランドピアノと品川チャペルと同じバンド編成でした。
前回は会場が教会だったので厳かに聴き入るコンサートだったのと比較すると、副題の『So Bright』が表すとおり、今回は楽しむコンサートだったというのが一番シンプルな感想。新しいレコード会社との契約締結という嬉しいニュースや、やさぐれネタを利用したMC、クラシックコーナー&Xmaxメドレーでのサンタや風船演出など、笑顔がこぼれる内容が多かったと思う。手作りのクリスマスパーティみたいな微笑ましさと暖かさとがあった。
音楽方面では、『シンフォニー』弾き語りを初めて聴けたのが嬉しかった。CD音源ではボーカルの音量が曲を通じて一定を保つように編集がかけられてるのだけれど、生ではサビのかなりの部分が声量を維持したフォルセットで歌えてるのが印象的だった。この声量がもたらす力強さは実際に生で聴いてみないと実感しづらいと思うけど、ライブで音源化されてない新曲を聴く分には、今後はこれを活かす方向で進んでいくのかなという気もする。低音やハイトーンの時は流石に声量が控えめになるから、PA面からするとvoのマイク音量管理は難しいだろうけどね。一番興味がある部分でもあるんで、牧野由依が自分の声をどのように捉えて使い分けてるかについて詳しく語ってくれたりしないかなぁ。
もう一つ嬉しかったのはクラシックコーナー&Xmasメドレーでチャイコフスキーの『くるみ割り人形』を色々と聴けたこと。始める前のMCでさんざお客さんを煽ってた割に、サプライズのサンタが現れても客の反応を見る余裕もなく演奏に必死になってた牧野由依に、ピアノ及びクラシック合奏に対する真摯な思いを見て取った気がする。気がする。気がする。
次回のライブ日程は定かではないけれど、新レコード会社でのシングルリリースも決まってるし、新曲も精力的に作ってるようなので来年中に3rdアルバム発売とライブがあるといいな。今年のライブ参加も残すは年末のkalafinaだけなんで、体調整えて楽し見たいと思います。え、短答?なにそれ