非電源ゲーム

とりあえず第一回、今回のテーマは『非電源ゲーム』 テーマ決めたのは自分
耳馴染みが無い人もいると思うので、まずは語句の説明
非電源ゲームとは - はてなキーワード

ボードゲーム、カードゲーム、TRPGなど、「コンピューターゲーム以外のゲーム」を一まとめにした呼び方。
コンピューターゲームを主流、それ以外を傍流、という考えの産物で、かなり差別的。

漠然とトランプとか、人生ゲームとかを指すと思ってもらえれば間違いないはず。小学生に入った時にスーファミを買って貰った自分などは、恐らく”電源ゲーム”世代なのだと思う。それでも、小学生やそれ以下に見える子供までが至る所でDSやPSPを遊んでる現代に比べれば、程度は浅いのだろうか。この点に関しては疑問が残るので後で回収する予定。
この非電源という単語は厳密に捉えすぎると、途端に使い勝手の悪いものになってしまうと僕は思う。非電源ゲームという単語が生まれた時に、対立項として意識されてた”電源ゲーム”は、RPGドラゴンクエストだったり、ACTのスーパーマリオだったり、ゲーム機に向かって1人で遊ぶ種類のゲームなんじゃないだろうか。それは、遊ぶ本人とゲーム機があれば完結する世界だ。一方で、非電源ゲームは遊び相手を欠かす事はできない。それはNPCではなく現実に生きていて、リアルタイムで反応を返してくれる、同じ空間を共有する相手だ。とはいえ、正確な語源を調べたわけじゃないし、話半分くらいで、ニュアンスだけ汲んで貰えるとありがたい。

今年の冬にスノボ旅行に友達と出かけ、ニムトというドイツ産のカードゲームを持参して遊んだ。これは紛れも無く非電源ゲームだ。また、ここ4日くらいはIRCの友人とドミニオンという海外のゲーム大賞を幾つも獲得した、カードゲームを遊んでいる。でも、このドミニオンに関して言えば、厳密には非電源ゲームではない。なぜならPC上で動くソフトで関西など遠方に住む友人と遊んでいるから。
それじゃ、当然のように非電源ゲームじゃないだろうと誰もが思うかも知れないが、実際に遊んでる自分としては、ニムトとドミニオンにそこまで違いがあるとは思わなかったのだ。その最大の理由はskypeで遊んでる相手と喋りながらプレイしてたからだと思う。勿論、相手の顔や仕草を見ながら遊ぶのと、声だけしか相手の情報が無いのでは、大きな差があるけれど、その違いはビデオチャットを利用すれば埋められるかもしれない。この20年で大きく変わったことは、電源か非電源かよりは、オンラインかオフラインかなんじゃなかろうか。
今時のちびっ子にとってゲームは1人で黙々と遊ぶものよりは、それを通じて誰かと遊ぶものになってるのかもしれない。そうだとしたなら、彼らは電源ゲーム世代というよりは、オンラインゲーム世代なのだろう。もし、今回の雑文にオチがあるとするなら、非電源ゲームという括りは、そのうち消えるのかもしれない、ということと、skypeビデオチャットなどの色々なツールを用いたとしても、実際に非電源ゲームを遊ぶのとでは違いがあるとしたならば、それは何であるかという疑問だ。お終い。
SWfTAの記録42:19